つばめろま〜なから、なにかを知りたい貴方へ。
2017年7月16日、2年前の夏に十数年ぶりに聴いて以来となるアレポスのライヴ、特別な思い入れのあるユニットなのでもっと足繁く通いたいものですが、また間が空いてしまいました。場所は初めて訪れた渋谷の公園通りクラシックス、昔アングラ系の催しを良くやっていて興味はあれど行くことなかったジァン・ジァンがあった所だということです。
この夜も演奏は素晴らしいの一言。れいちさんの澄み切ったハイトーンのボーカルと、清水一登さんの難曲を骨太な音で自由に弾きこなすピアノ。同じ曲でも、聴く度に違うアドリブでいつも新鮮で、何十年も衰えることなく進化しています。その、ほかにない独自の音楽は心地よく全身に響きわたる…2人の音楽家、そしてご夫婦の魂の響き合いです。
こんな極上の音楽なのに、観客が私たちを入れて5人だけ…なんともったいないことと思わずにいられません。昔は吉祥寺や南青山のライヴハウスがいっぱいになっていたのに。時代に合わないということはないと思います、5人のうちの2人は若い感じの人でした。たまにしか行けない私としては、とにかく聴いたことを言葉にして発信しておくことしかできませんが、本当にサイコーなんです。
終演後に感想用紙に書いていたところ話しかけていただいて、幸せな気持ちで帰路に付きました。
AREPOSのライヴを聴きに行く前に、せっかく渋谷まで出るのだからとなにか面白そうなことはないかと探して、松濤美術館でやっている「クェイ兄弟 ファントム・ミュージアム」に。若い頃のグロテクスさが強い絵画から、作り込まれたミニチュアセットを背景にした人形アニメ映画とそのオブジェ展示…まったく知らないアーティストでしたが、とても幻想的で刺激的な世界でした。アメリカ生まれの双子の作家ということですが、雰囲気は東欧やロシア的なのがモロに好みです。会期も残り少ないということで、一部作品の撮影OKとなっていて嬉しかった…写真に残すと心にも残りますから良いことだと思います。
そのあとは近くの鍋島松濤公園に寄って都心とは思えない池畔の風景に潤い、高級住宅地を歩いて渋谷の繁華街に出て、もやし料理の店で満腹になってからライヴに向かったのでした。3連休の1日、夏休み気分を味わうことができました。
※ブログ記事を振り返ったら、2年前のライヴの感想をアップし忘れていたことに気づきました。今更ですが、下にアップしておきます。感じたことはほぼ同じですが…それだけ安定して大好きな音楽ということですね。
★AREPOSライヴ(2015年8月8日 東京倶楽部本郷店)
十数年ぶりに、れいち&清水一登のユニット「アレポス」のライヴに行きました。以前はよく吉祥寺や南青山のマンダラまで聴きに行ってたものですが…すぐにお盆休みも控えた土曜日ということで、初めてとなる東京倶楽部へ行ってきました。東京の連続猛暑日も途切れた日で良かった。
私がれいちさんを知ったのは、梅津和時氏が女性ミュージシャン3人と組んだ「DIVA」というユニットの演奏をテレビで偶然に見た時。そのドラムがよほど印象的だったのでしょう。その後、れいち&近藤達男のユニット「ウニタミニマ」のライヴに何度か行き、ドラムを叩きながらの歌にシビれ、ウニタ休止後はアレポスで歌う声に心酔してしまいました。同じピアノとの二人組でも音楽的にウニタは無機的、アレポは有機的な感じで、それぞれに魅力の方向性が違うのが良かったです。
そんな個人史はともかく、久々のAREPOS。
こじんまりと落ち着いたライヴハウスの空間に、観客は7人(終わり近くにもう2人)。以前は3倍くらい広くて客も多いところばかりで聴いていたので、少し心配に。しかしアレポス2人のテンションはとても高くて、逆に贅沢な気分を味わえました。
れいちさんは昔と変わらぬ、いやむしろ安定した美しいハイトーンの歌声。高音だけれどキンキンしない天使の歌声です。清水さんが弾きまくるピアノは昔よりも自由で力強く。こんなにピアノの音を大きく感じたのは初めてかもしれません。
楽曲もお馴染みの、そして最近のオリジナルだけでなく、スタンダード(と言っても私は知らないような)も入れながら、ものすごく高度な音楽が次々と奏でられて、聴くことに酔いしれる至福。ジャズでもポップスでもなく、クラシックを聴くに近い快感がアレポスなのです。
一部のCDショップ以外ではAmazonでも扱っていないニューアルバムも買えましたし、人が少ないおかげでれいちさんとも初めて少しお話しできましたし、とてもシアワセな一夜でありました。
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2017年7月2日、堤剛&萩原麻未「CDリリース記念デュオ・リサ
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ホームコンサート「音とことなのひととき」奴田原さんのピアノのお部屋・2017年5月20日
個人宅のピアノ教室をステージにしてのホームコンサート第1回、ライアーという竪琴を弾く小野純子さんを中心に、リコーダーの斉藤禄美さん、声楽の西田典子さんも交えた演奏会でした。
ライアーは初めて聴きましたが、美しい音色で響きの良い楽器。大きな音ではないのに、ソロでのメロディも、アンサンブルの伴奏でも、空間を心地良さで満たします。クリムトの絵が挿入された長田弘の詩集に曲を付けた「花を持って、会いにゆく」は、朗読と絵と音が共鳴して死と生の狭間にある世界観をすばらしく描き出していました。
リコーダーとのデュオでは、よく知る笛の音がライアーの響きと合わさって、深味が増したように聴こえます。歌とのデュオでは、声の力が強いので伴奏になったときの優しさが包み込んでくれる感じでした。
その場の雰囲気を感じながらということで、プログラム順を決めずに始めた演奏会は、レッスン室仕様で二重窓になっているとはいえ、横浜らしい緑深い丘陵の住宅地、外からウグイスなど鳥の声が入ってきてこの音楽にふさわしい演出となり、幸せな気持ちに浸ったところで終了しましたが…。
続けて天気も良い五月の午後、木陰の庭にいすを並べて奏者と聴者ノーサイドでのお茶会となりました。手作りのパンやローズジャムや料理などをいただきながら、ライアーのこと、音楽のことなど話に花が咲いて盛り上がってきたところ、ここで聴きたいとなるのは必然だったでしょう。
木漏れ日とそよ風の中、庭に持ち出された楽器、その音色は壁に遮られることなく自然にとけ込んでいきます。鳥たちは音楽に応えて鳴き交わします。ライアーにあわせてみんなで歌い、笛の音も重なり、そんな時間が夕刻まで続いたのでした。
ご自宅で主催された奴田原優子さんとの出会いは、今年1月のエアジンでスピネットの演奏を聴いたことからでしたが、Facebook友達させていただいて半年。行くときに道に迷い、途中まで迎えに来ていただいてしまうという失態もおかしましたが、そんなことすらも思い出として残したくなる、すてきな時を過ごさせていただき、また新たなお誘いもいただき感謝です。
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中世のヴェネツィアを舞台にした小説で、日本人作家によるこんな作品はあまり記憶がなく、とても面白く読みました。この時代のヨーロッパの雰囲気は、ファンタジーアニメにあるような世界観を思い浮かべながら、しかし物語は作曲家のヴィヴァルディにまつわる話で、歴史をふまえた重厚さとミステリアスな人のつながりが深みへと誘ってくれます。
教会の慈善施設であるピエタ、そこで育てられた捨て子たちの数十年にわたる人生、そこで奏でられる音楽に関わった人たちの想い、身分の違いと役割の違い、そこで生まれた1枚の楽譜の行方。大きな事件があるわけではないけれど、人の身に起こることは本人にとっては大きな事件だから、読んでいて引き込まれ感動するのです。
主人公をはじめとして女性たちの物語ですが、みんな中年から老年にさしかかっている、けれど強い意志を持って歩いている姿が若々しい魅力を感じさせてくれました。彼女たちの若い時分を描いたら、こんな深みのある作品にはならないだろうということが意外な発見ですし、初読の作家でしたが書き手の力量あってのことだと思います。
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最近の仁木作品はちょっと重苦しい感が多いような気がしていましたが、本作は、忍者、アイドル、ヴァンパイア、料理…歴史的な味付けも多少あって、舞台も作者の地元である立川と、作者自身の趣味を全開に楽しんで書いたように思える小説でした。
主人公は僕僕先生の王弁くん的な人の良さが印象的、ヒロインは謎の多い美少女で、お義母さんはもっと怪しいけれど妖しい可愛さがあり、そんなマンガ的なキャラの立った人物たちが、お互いの情や家とのつながりとか、自分らしい生き方とか、鬱屈した特殊な状況の中でもひとり一人の想いがあると、元気づけてくれる物語です。
いくつか辻褄のわからないところもありましたが、そこは流れで気にせずに読んでおくとして。生死をかけて闘うような緊迫感は望みませんが、忍者という設定からすれば、もう少しアクションシーンが厚く描かれていると、もっと面白くなったようには思います。この続編はないでしょうが、また作者の忍者アクションものは読みたいものです。
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つばめろま〜な
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長年、同人誌で創作漫画を発表してきましたが、本当は小説が主な表現手段。職業はコピーライターで、趣味は楽器を鳴らすことなど。
下記に作品等アップ中です。よろしくお願いします!
■マンガ作品 COMEE
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