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つばめろま〜なから、なにかを知りたい貴方へ。
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谷山浩子・猫森集会2018 Aプログラム(2018.9.16 スペースゼロ)

毎秋恒例、谷山浩子さんが個性的なゲストを迎えてのコンサート「猫森集会」、今年は2回のステージに行きます。まずはAプログラム「夢みるピアノ〜たとえば星でいっぱいの深海」として、ピアニスト佐山雅弘さんと、この2日目だけ参加のピアニキスト松田昌さんと贈るステージ。妻が松田さんご夫妻と面識があるので、追加出演を知って行くことになりました。

レギュラーのシンセ石井AQさんも合わせて、ステージ上に4人の鍵盤奏者が登場するというところに興味がありました。…のですが、ピアニスト・佐山さんが最初から登場し、谷山さんは1曲も弾きませんでした!前代未聞。しかし、弾かない浩子さんの歌は情念が増していて、楽器の名手たちの演奏とともに素晴らしい世界を創り上げてくれました。
ジャズピアニストとして様々なセッションを経てきた佐山さんの奏でる即興性に富んだ音楽は、単なる歌の伴奏とはまったく違う表現になります。そこに、佐山さんとは長いつきあいで、鍵盤ハーモニカの奏法を独自に極めてきた松田さんの超絶パフォーマンスが加わり、どの曲も新鮮で奥深い音楽として心に沁み通ってきました。今日だけの出会いが生み出した、幸せな時間です。

演奏された曲も、派手さはないけれどじっくりと歌い込むのに相応しい、ステキなプログラムでした。アーティストとしての知名度があり、何百曲ものオリジナル楽曲を持つ浩子さん、でもこの曲は演らなきゃファンが許さないというようなヒット曲がないのですが、それがかえって自由なプログラムを生み出します。特にゲストに合わせてテーマ性が変わる猫森集会では、何が聴けるか楽しみなのでした。


この日は45周年記念コンサートのライヴCD・初回版とプログラムを購入。初期版は演奏だけでなくトークまで収録のCD3枚&DVDの豪華仕様で、コンサート限定のサインミニ色紙と便せんのオマケ付き。プログラムには、終演後に妻が松田さんとAQさんのサインをしてもらって、またまたファンとしてのお宝が増えて嬉しいことです。
次は一週間後の日曜日、ゲストはROLLYさんです。
チラシとパンフレット CDとオマケ
 

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1巻からも間を置かずに連続で読みましたので、2巻分の感想をまとめて。


きんいろカルテット2 遊歩新夢(オーバーラップ文庫)

いきなり四重奏でなく七重奏団になってしまいましたが、人と楽器が増えるとともに語られる音楽の幅も広くなって、ストーリーもパワーアップした第2巻です。金管楽器の音色がどれほどの練習によって作られるのか、その大変さが伝わってきますが、実際に自分が持っているトランペットやトロンボーンの音を出したくなって吹いていてみれば数分でクラクラしてきます…それこそ毎日積み重ねる努力と好きだという情熱が大切。

世界が視野に入ってきた物語は、新たな登場人物たちも加わってにぎやかに、女の子はかわいらしく、演奏は熱く進んでいきます。飛び抜けた才能への妬みや、打ち解けることの難しい心など問題があっても、音楽バカの主人公とそれを慕ってまっすぐ進んでいく少女たちの姿は、嫌みがなく気持ちよく読めていいです。いろんな感情が表れた美しい音楽を聴くかのように。

1巻・2巻合わせても、新学期から夏休みにも入っていないだけのわずかな期間に詰め込まれた話で、どんどん上達しているのがさすがにありえない感じですが、才能と指導者とやる気が満ちて実現する理想郷、ある意味ラノベならではの無理な設定も押し通してしまう異世界ファンタジーと言って良いかもしれません。
最終3巻、これ以上どんな音楽の高みを見せてくれるのか、その上でどんな結末が待っているか、楽しみになります。


きんいろカルテット3 遊歩新夢(オーバーラップ文庫)

最終巻、さてどんな結末を見せてくれるかと楽しみに。またもトラブル発生というのはストーリー上仕方のないことですが、ストレートにハーレム疑惑というのがおかしかったです。音楽と女の子、その両極を一つに混ぜ合わせた味付けのバランスが、なかなか美味しい作品でした。

4月の中旬くらいに始まった物語、8月のコンクールまでたった5ヶ月ほどにずいぶんといろんなことが起こりました。その中でみんなの演奏スキルと音楽性がどんどん高まっていく、それでもまだまだ上には上があって際限がない…少し詰め込みすぎではないかと思うけれど、そこがファンタジー的、とてもリアルな音楽に対する描写とコントラストが付いていて面白さになっていました。

最後に後年談へと飛びますが、物語(の第一部)をきれいに完結してくれて良かったと思います。この先が書かれるなら、それは少し別の作品になるのだと思います。ただ、みんながみんな美少女設定にしてしまったのは、せっかく音楽で成長する心を描いてきたのに、逆に少し醒めてしまう気もして。中で私のお気に入りは、由真かな…報われずともすごく正直に頑張る姿がステキでした。

でもこの作品の面白さは、やはり音楽の描き方です。プロ演奏家の作者が、自分の分野の知識と経験と理想をフルに書き表した文章は、とても生き生きと迫力があり、聴いたことのない曲でも心の耳に響いてくるのでした。後からその曲の音源を聴いてみると、ブリティッシュブラスの地味さもあって…それもおじさんの演奏が多いし…そこまで鮮やかな印象を持つことがないのですが、これはやはり生で聴いてみたいと思ってしまいます。

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自分的に、芸術の秋が始まっています!
2018.9.15、妹と甥の出演する発表会「音楽のつどい」を聴きに高円寺まで行ってきました。いつもながら、音楽好きな皆さんが磨いてきた成果を発揮する場として、熱のこもった演奏を聴かせてもらえます。プログラムもバラエティ豊かで楽しいです。
バッハなどドイツの音楽に傾倒してきた妹が、そろそろいいかと取り組んだショパン、ノクターン48-1。十分に仕上がらなかったと言ってましたが、なかなかに聴き応えのある出来だったと思います。私がよく聴くロシア人のショパンとは全く違う世界なのが面白かったです。ほかにフルートの伴奏でバッハ、バイオリンの伴奏でモーツァルトを弾いていましたが、大変だなぁ、でも充実してるんだろうなぁと。
甥っ子は、エストニアの作曲家ペルトの現代曲「フラトレス」。曲もすごく好みでしたが、今回はほとんど先生に見てもらったりせず、自分だけで仕上げたという演奏でしたが、とても自分らしさ、音楽性が出ていたと思いました。小さいときから弾いてる姿を見てきた身内だからかもしれませんが、感動的でした。

音楽会の前に、カメラを修理に出すのに新宿へ立ち寄り。デジタル一眼とミラーレス一眼、同じペンタックスなので一度にすんで良かったです。いろいろと不具合が出ていたのですが、古くなって修理対象機種からも外れてしまったということ、新しいのを買うべきか…でも、色も仕様も気に入ってるから使い続けたいのですが。
写真好きだった亡父も、定期的に新しいカメラに買い換えて、お古を私がもらっていたことを思い出します。アナログカメラは古くなっても使えなくなることはなかったのですが、デジタルは本当に使えなくなるから困りものです。パソコンも携帯電話もそうですが、確かに便利さは向上するけどそこまでお金を注ぎ込まなければならないものかと…音楽会で癒された心で思うのでした。
カレーの写真は、高円寺の『インド富士子』で食べた、キーマ&フィッシュカレー。とてもおいしゅうございました。

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第40回 ぴあフィルムフェスティバル
PFFスペシャル講座「映画のコツ〜吉田大八プレゼンツ『香川まさひとの世界』」
2018.9.9 会場:国立映画アーカイブ
 

脚本家の香川さんは大学漫研での1つ先輩、とても身近で影響を受けた一人です。当時から自主映画を撮っていて、83年・84年と連続で「ぴあフィルムフェスティバル」に入賞していました。当時その作品を見て才能に衝撃を受け、のちに2作の脚本を書いてもらったという吉田大八監督が、多くの人にその作品を見てもらいたいと企画された上映会に行ってきました。

吉田監督、香川さん、多くの作品に出演していた木原実さん、PFFディレクター荒木啓子さんによる壇上トークをはさみながら、今年撮った最新作まで5作品が上演されて、一人の映画作家の創作課程が解き明かされるような内容で、近しい人だからこそ、そうした話はなかなか聞くことはないので、とても興味深かったです。久しぶりに自らの映画を撮ってとても面白かったという香川さんの、斜に構えながらも前向きな言葉が印象的でした。

今も映画の脚本家や漫画の原作者として活躍中の香川さん、不肖の後輩である私はその一部しか見ていないのですが、映画では中嶋朋子がヒロインを勤めた「あさってDANCE」や忌野清志郎が怪演した「お墓と離婚」、堺雅人が結婚詐欺師を演じた「クヒオ大佐」と、いずれも印象に残る作品でしたし、連載中の漫画「ましろ日」は人の心が繊細に描かれた名作だと思います。映画も漫画も商業作品の仕事は好きじゃないんだと言いながら、だからこそ妥協なく書いている、それは私も見習わなければと思います。脚本家というのはなかなか有名になりにくい役どころですが、こうしたところで実績が知れるのは、とても喜ばしいことです。

大学時代の先輩後輩も多数観に来ていて終了後は同窓会のように、4人の漫画家さんをはじめ、いろんな人と懐かしく集うことができました。30年以上ぶりに会う人たちでも、すぐに当時の続きのように話すことができるのが嬉しく、とても楽しい一日でした。こんな人たちが周りにいた環境があったからこそ今の自分があると、再認識した次第です。

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「きんいろカルテット」遊歩新夢(オーバーラップ文庫)

コルネット2本にテナーホーンにユーフォニアムというブリティッシュ・ブラスの編成、中学1年生女子4人の金管四重奏バンドの話、第1巻。馴染みのない音楽形態ですが、作者がペンネームそのままにプロのユーフォ奏者ということ、演奏の書き表し方や技術的なハウツーはもちろん、音楽への様々な考えや想いがギッシリ詰まった、硬派な作品でした…半分は。

あとの半分は、テンプレ要素満載な美少女ラノベなのですが、それぞれのキャラがしっかり音楽要素を抱え込んでいるので、イキイキとして愛すべき女の子たちになっていて、読んでいて、というより見ていて楽しく感じられました。もう少し一人一人の深堀りがあって個性が出ればとは思いますが、次巻以降の期待です。

ストーリーも流れよく、吹奏楽部に入れてもらえなかった4人が自分たちの目指す音楽に突き進んでどんどん成長していく姿、それを見た目ハーレム状態ながら、音楽への熱い想いだけで指導し支えていく主人公の心が、清々しく可笑しく。別に聖人君子というわけではなく、音楽に傾倒している関係の中なら普通にありだと思います。

いずれにしてもこれが小説デビュー作だったとのこと、音楽家の書く文章というのはだいたい特別な味があるので、続巻以降が楽しみになりました。

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