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つばめろま〜なから、なにかを知りたい貴方へ。
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Duo Morita
2018.7.21 新高円寺 スタジオSK

ドイツを中心に活躍されてるピアノの森田竜一さんとチェロの森田満留さんによるデュオ・モリタ、1年おきの来日演奏会で聴くのは3度目となります。一部はラヴェルとフォーレとピアソラ、二部はラフマニノフというプログラム。

[PROGRAM]
○M.ラヴェル:ソナタ 遺作
○G.フォーレ:ノクターン第5番
○A.ピアソラ:サニーの戯れ、グラン・タンゴ
○S.ラフマニノフ:チェロとピアノのためのソナタ作品19
○A.ピアソラ(アンコール)

ラヴェルはチェロによる繊細な色彩感が美しい曲でした。フォーレはピアノソロ、森田竜一さんの大胆でダイナミックな演奏。
ピアソラは、このデュオの持ち味がすごく発揮されます。切れの良いチェロと重さのあるピアノが奏でるタンゴは、情熱的で迫力があり、胸に迫ってくるようです。
ラフマニノフは、あまりロシアっぽさが感じられない、洗練された印象。ロシア人ピアニストの演奏をよく聴いているせいか、まったく別物の世界観があって新鮮でした。荒涼とした大地よりも、現代のサンクトペテルブルグの街中という雰囲気でしょうか。
アンコールのピアソラは圧巻のかっこよさ、吹き抜ける風にさらされて立ちすくむような感じ。酷暑の中で、涼しさを感じる曲の構成が心地よかったです。
帰りには高円寺のギャラリーに2軒立ち寄り、東京駅で夕飯を食べてから会社に行って仕事を片づけてと、盛りだくさんな一日でした。

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2018.7.28 エアジン

ジャズのライヴハウスでバロック音楽、エアジンならではの恒例企画です。奴田原さんのスピネット(小型チェンバロな楽器)演奏を聴くのも昨年から3度目になります。
スピネットとバイオリンとリコーダー、音自体がその時代を感じさせますが、ホールでなくサロンで聴くような雰囲気も18世紀のヨーロッパ的な、いつもより少し格調高いエアジンでした。
前半はヘンデルやスカルラッティの曲もあって色彩豊か、後半バッハのトリオソナタは聴き応えがありました。家にオルガンを弾く人がいるため普段からバロック音楽には馴染みがありますが、ソロはちょっと息がつまるので合奏だと楽しくて良いです。バスからソプラニーノまで揃ったリコーダーに、楽器好きの心がくすぐられました。
【Member】スピネット:奴田原優子 バイオリン:西田けんたろう リコーダー:斉藤禄美 ソプラノ:西田典子


この日は台風の影響で時折強まる風雨、関内駅から放送ライブラリーで「大おじゃる丸博」など見て、ギリシア料理レストランでの食事と、行く途中途中でびしょ濡れに。それも印象深い思い出となりました。熱々フワフワなムサカ、美味しかった…。

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麿 赤兒
「完本 麿赤兒自伝 - 憂き世 戯れて候ふ」
(中公文庫)

以前から読みたかった麿赤兒の自伝があり、あとがきまで気づいていませんでしたが、その内容に加筆され改題されて文庫版化された本でした。

役者として唐十郎の状況劇場にかかわり、金がなく土方巽の元に転がり込み、大駱駝艦を興しては会社をつぶし…最後は東日本大震災の体験まで、熱い心を持つ真の怪人の、鮮烈にして滑稽な生き様がとてつもなく面白いです。

大駱駝艦はずいぶん昔のことですが、津島市の天王川公園で観た野外公演「怪談・海印の馬」を最初に何度も体験してきましたが、さすがにあんなエネルギッシュな舞台作品を作り上げる人物だけあります。違いすぎて人生の教訓にはならないにしても、自分にないものをストレートに見せられると、読む方の魂も熱くなってしまいました。

巻末に収録された二人の息子たちとの対談も、自伝の生っぽい補足になっていて最高でした。映画監督と俳優に受け継がれているのは、怪親の遺伝子なのか無責任な育て方なのか…でもお互いに尊敬が感じられるのが素敵だと思いました。

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仰木日向
「作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話~」
ヤマハミュージックメディア

まったくの素人が理論書など読むことなく、2週間で作曲ができるようになる方法が、ライトノベルの形で書かれた画期的な本。…とまで言えるのかどうかは別にして、なかなか面白いアプローチでした。女子高生二人の対話で進む物語の中で、うまく作曲方法のポイントが語られていくので、とても楽しく読めます。

私がこの本に興味を持ったのは、曲をつけたい詞がいくつもあるからなのですが…目指すのはポップス、DTMを使っての曲作りなので、楽器を鳴らすことが趣味の私にとっては参考になりにくい感はありました。ハーモニーやリズムを付けるのはわかりましたが、で、メロディはどうやって思いついたのでしょう…?

でも、型にはまった作曲法とはかけはなれた、自分の好きな音楽を作ってみようという心には大いに共感しました。大きく言えば、いろんな楽器を即興多重録音している私の音楽とも、あまり変わらないのかもしれません。

ちょっとポワッとした主人公の少女と、人付き合いが苦手な天才作曲家少女、対照的なキャラクターの二人が友情を結び育くんでいく小説としても、印象に残る作品でした。

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「江副浩正」馬場マコト・土屋洋(日経BP社)

何度か広告の仕事をご一緒させていただいたことのある馬場さんの新刊は、リクルート創業者伝。
「戦争と広告」から4冊続いてきた人物たちの連なりの中にもありますが、馬場さん自身が初期のリクルート出身者でもあり江副氏に言われてコピーライターになったという縁、共著の土屋さんはずっと勤め上げた人、本人を知る人が書き上げた作品だけに熱がこもっていました。これまではデザイナー、編集者、音楽家といったクリエイターに焦点を当ててきた馬場さんが、今回は起業家を取り上げましたが、そこに描かれたのはビジネスのクリエイターの姿でした。

江副氏と言えば、やはりリクルート事件の張本人であり悪い人のイメージで記憶しています。それ以外のことはまったくと言っていいほど知らなかったのですが、すごい立志伝でした。戦後の日本で貧しかった少年が、東大在学中から事業をはじめ、やがて日本で初めての情報産業を興していく姿。裏には危うさもありながら、才覚と人間力で成功をつかんでいきます。しかしやがて、事業規模の肥大化とともに少しずつ人が変わっていく、その末の自業自得なのか運が悪かったのか、リクルート事件でボロボロになりながらも新たに前進を続けていく姿。

私とは正反対な人間性だし、この人の下で働くのも無理だなぁと思いますが、魅力的ではあります。そういえば仕事上でリクルート関係の方々と接する機会があると、皆さんエネルギッシュでスマートだなとの印象を持っています。それが、江副氏が作り上げて今も継承されている企業風土というものなのでしょう。

戦後経済史の一側面として、ビジネスのヒントを得る書として、一人の傑出した人物像として、司法の裏面など社会批判の目も持って書かれた本書は、とても興味深くドラマチックな本でした。

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長年、同人誌で創作漫画を発表してきましたが、本当は小説が主な表現手段。職業はコピーライターで、趣味は楽器を鳴らすことなど。よろしくお願いします!
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