つばめろま〜なから、なにかを知りたい貴方へ。
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板橋文夫&梅津和時ジャズコンサート(2015年7月4日・鎌倉生涯学習センターホール)
地元・鎌倉で開催された板橋文夫&梅津和時ジャズコンサートを聴いて来ました。素晴らしい演奏でした。
横濱ジャズプロムナード以外で板橋さんのライヴを聴くのは久しぶり、ジャズプロに出なくなった梅津さんに至ってはさらに久しぶり。その2人が一緒のステージはさらにさらに久しぶりですが、そもそもジャズライヴに行くようになったのは梅津さんに惚れ込んでからで、梅津さんと一緒に出演していた板橋さんの演奏に衝撃を受けてからのめり込んでいったという私にとって、この日の競演は自分の半生を振り返るような感じもありました。
今回のコンサート、マイクを使わない生音だったのがすごく良かったのです。クラシックのコンサートではマイク無しが当然なのですが、ジャズは小さなライヴハウスでもスピーカーを通しての音が当たり前。エレキ楽器を使うことも多いので仕方がないのでしょうが、前の方で聴くときは耳を澄ませて楽器から直接の音を聴こうとしてしまうものでした。
最初、客席後方のドアから入ってきた梅津さんのサックスのフォルテッシモで、もう会場中の心を掴んだ気がしました。続きて板橋さんのピアニカとともに通路を前方に進んでくるときに、ステージ上にもMC用以外のマイクやモニタースピーカーがセッティングされていないことに気づき、嬉しくなりました。細かいニュアンスまで伝わってきて、聴く方もそこに集中できて、幸せな空気感が生まれていたように思われます。
もちろん、演奏が素晴らしいからこそ楽しめたのです。聴きやすいメロディの梅津さんの曲、魂からのメッセージを感じる板橋さんの曲、ともに全霊を込めた迫力のある音。そして、今の世を憂える芸術家としての想いを真摯に伝える姿勢。表現者としての高い意識が、聴衆を虜にしたと思います。私にとっては懐かしい曲も多く、新しい発見もあって、幾度となく聴いてきたお二人のライヴの中でも聴き応えがあり心に残るステージとなりました。
終演後の打ち上げにも参加させていただきましたが、板橋さん、梅津さんの素顔を垣間見るとともに、いろいろな人がそれぞれの想いで演奏を受け止めたことがわかって、楽しい一時を過ごさせていただきました。主催の秋山さんの想いが実ったイベントであったと思います。関係の皆様、どうもありがとうございました。
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地元・鎌倉で開催された板橋文夫&梅津和時ジャズコンサートを聴いて来ました。素晴らしい演奏でした。
横濱ジャズプロムナード以外で板橋さんのライヴを聴くのは久しぶり、ジャズプロに出なくなった梅津さんに至ってはさらに久しぶり。その2人が一緒のステージはさらにさらに久しぶりですが、そもそもジャズライヴに行くようになったのは梅津さんに惚れ込んでからで、梅津さんと一緒に出演していた板橋さんの演奏に衝撃を受けてからのめり込んでいったという私にとって、この日の競演は自分の半生を振り返るような感じもありました。
今回のコンサート、マイクを使わない生音だったのがすごく良かったのです。クラシックのコンサートではマイク無しが当然なのですが、ジャズは小さなライヴハウスでもスピーカーを通しての音が当たり前。エレキ楽器を使うことも多いので仕方がないのでしょうが、前の方で聴くときは耳を澄ませて楽器から直接の音を聴こうとしてしまうものでした。
最初、客席後方のドアから入ってきた梅津さんのサックスのフォルテッシモで、もう会場中の心を掴んだ気がしました。続きて板橋さんのピアニカとともに通路を前方に進んでくるときに、ステージ上にもMC用以外のマイクやモニタースピーカーがセッティングされていないことに気づき、嬉しくなりました。細かいニュアンスまで伝わってきて、聴く方もそこに集中できて、幸せな空気感が生まれていたように思われます。
もちろん、演奏が素晴らしいからこそ楽しめたのです。聴きやすいメロディの梅津さんの曲、魂からのメッセージを感じる板橋さんの曲、ともに全霊を込めた迫力のある音。そして、今の世を憂える芸術家としての想いを真摯に伝える姿勢。表現者としての高い意識が、聴衆を虜にしたと思います。私にとっては懐かしい曲も多く、新しい発見もあって、幾度となく聴いてきたお二人のライヴの中でも聴き応えがあり心に残るステージとなりました。
終演後の打ち上げにも参加させていただきましたが、板橋さん、梅津さんの素顔を垣間見るとともに、いろいろな人がそれぞれの想いで演奏を受け止めたことがわかって、楽しい一時を過ごさせていただきました。主催の秋山さんの想いが実ったイベントであったと思います。関係の皆様、どうもありがとうございました。
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「絵に描けないスペイン」堀越千秋(幻戯書房)
「赤土色のスペイン」に続いて2冊目に読んだエッセイですが、こちらは絵は少ないけれど文が輝きを増す、素晴らしい本でした。画家の精神がとらえた世界は、美しい面も醜い面も、なんて鮮烈なのでしょう!スペインの人々が面白い、「国際人」視点からの日本が面白い、権威や形式なんか唾棄する「芸術家」な生き方がステキ、河童や仙人や幽霊などの不思議な話も堀越さんが語ればすべてリアルだし、ウイットと含蓄に富んでいて頷いたり瞠目させられたりと、読み進めるのがとても楽しいのです。
ご本人の容姿を、あの声や笑顔を知っているので、本当に心から思って書いたものだということが伝わってきます。自由で研ぎ澄まされた感性から発せられた信念のある言葉たち。決して考えを押しつけてくるようなものではないけれど、読んでいる私の生き方が価値のないモノに思えてくるから、少し危険でもあります。いや、気づかせてもらえてありがたいことです。
本当は、日本の伝統や虚構史観にすがることでしかアイデンティティを持てない「愛国者」などと名乗る輩にこそ、この芸術家の本質を視抜く言葉を聞かせて目を開かせたいところですが…。堀越さんの「国宝!」陶器が本当に国宝に指定される日が来たら、日本はさらに愛したい国になることでしょう。
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「赤土色のスペイン」に続いて2冊目に読んだエッセイですが、こちらは絵は少ないけれど文が輝きを増す、素晴らしい本でした。画家の精神がとらえた世界は、美しい面も醜い面も、なんて鮮烈なのでしょう!スペインの人々が面白い、「国際人」視点からの日本が面白い、権威や形式なんか唾棄する「芸術家」な生き方がステキ、河童や仙人や幽霊などの不思議な話も堀越さんが語ればすべてリアルだし、ウイットと含蓄に富んでいて頷いたり瞠目させられたりと、読み進めるのがとても楽しいのです。
ご本人の容姿を、あの声や笑顔を知っているので、本当に心から思って書いたものだということが伝わってきます。自由で研ぎ澄まされた感性から発せられた信念のある言葉たち。決して考えを押しつけてくるようなものではないけれど、読んでいる私の生き方が価値のないモノに思えてくるから、少し危険でもあります。いや、気づかせてもらえてありがたいことです。
本当は、日本の伝統や虚構史観にすがることでしかアイデンティティを持てない「愛国者」などと名乗る輩にこそ、この芸術家の本質を視抜く言葉を聞かせて目を開かせたいところですが…。堀越さんの「国宝!」陶器が本当に国宝に指定される日が来たら、日本はさらに愛したい国になることでしょう。
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「voice」岩男潤子(ジービー)
声優でシンガー、元アイドルでもある岩男潤子が、デビュー20周年を記念して半生を綴ったエッセイ写真集。
はじめて岩男さんを知ったのは、アニメ「KEY THE METAL IDOL」の主役、巳真兎季子の声でした。声と演技が印象強く残っているのは、やはり「カードキャプターさくら」の準主役・大道寺知世役ですが…それよりも私にとっては、シンガーとしての岩男さんが大好きです。
この本にも対談が載っていますが、谷山浩子さんとのコンサートで2度ほど生ステージを聴いたこともあり、かつて浩子さんがプロデュースしたアルバム「kimochi」ほか、最近のアルバムまで、聴いていて心に深くしみこんでくるような歌が好きなのです。
さて、この本ですが、ファンであるほどにショッキングに感じられるだろう自叙伝でした。子供の頃から声が元でいじめられていて、逃げ出すように東京の芸能事務所に来たものの…アイドルとしての挫折、声優になってからのトラブルなど、気の毒になるほどの体験をされてきていたこと。
まぁ、いじめられやすい感じと言われれば、おっとりと優しげな風情からわかるような気もするのですが、それでも声を使った仕事がしたいという変わらぬ想い、自分に誇りを持ち信念を曲げることのない強い心、その中で築かれていく人との深い絆…という姿がとても感動的でした。
読んでいて切なくもなる自伝の間に、3人との対談が挟まれているので、こんな人たちと関わって今の彼女があるのだと、救われる構成になっています。
掲載されている写真も、グラビアのようにつくられたものでなく、自然体で素の人柄が出ているものなので、とても雰囲気がよいです。さすがに40歳という年齢も感じはしますが、品の良い美しさを纏った女性です。
同タイトルのCD「voice」も聴いてみて、自分の声の可能性をまだまだ広げようとしていることが感じられる、素晴らしい歌でいっぱいでした。
この本が出て1年、今は、喉を壊されてコンサートをキャンセルしなければならない状態とのことですが、早く完治されてステキな歌を、ぴったりな役柄の声の演技を、聴かせて欲しいと祈ります。
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声優でシンガー、元アイドルでもある岩男潤子が、デビュー20周年を記念して半生を綴ったエッセイ写真集。
はじめて岩男さんを知ったのは、アニメ「KEY THE METAL IDOL」の主役、巳真兎季子の声でした。声と演技が印象強く残っているのは、やはり「カードキャプターさくら」の準主役・大道寺知世役ですが…それよりも私にとっては、シンガーとしての岩男さんが大好きです。
この本にも対談が載っていますが、谷山浩子さんとのコンサートで2度ほど生ステージを聴いたこともあり、かつて浩子さんがプロデュースしたアルバム「kimochi」ほか、最近のアルバムまで、聴いていて心に深くしみこんでくるような歌が好きなのです。
さて、この本ですが、ファンであるほどにショッキングに感じられるだろう自叙伝でした。子供の頃から声が元でいじめられていて、逃げ出すように東京の芸能事務所に来たものの…アイドルとしての挫折、声優になってからのトラブルなど、気の毒になるほどの体験をされてきていたこと。
まぁ、いじめられやすい感じと言われれば、おっとりと優しげな風情からわかるような気もするのですが、それでも声を使った仕事がしたいという変わらぬ想い、自分に誇りを持ち信念を曲げることのない強い心、その中で築かれていく人との深い絆…という姿がとても感動的でした。
読んでいて切なくもなる自伝の間に、3人との対談が挟まれているので、こんな人たちと関わって今の彼女があるのだと、救われる構成になっています。
掲載されている写真も、グラビアのようにつくられたものでなく、自然体で素の人柄が出ているものなので、とても雰囲気がよいです。さすがに40歳という年齢も感じはしますが、品の良い美しさを纏った女性です。
同タイトルのCD「voice」も聴いてみて、自分の声の可能性をまだまだ広げようとしていることが感じられる、素晴らしい歌でいっぱいでした。
この本が出て1年、今は、喉を壊されてコンサートをキャンセルしなければならない状態とのことですが、早く完治されてステキな歌を、ぴったりな役柄の声の演技を、聴かせて欲しいと祈ります。
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このブログ開設以来、記念すべき100回目の記事がこんな内容になってしまうとは…
尿路結石なんていつものこと、今は死ぬほど痛くても1日我慢すれば引くし、病院行っても痛み止めをもらうくらいだし…との考えは甘かったのでした。
数日経っても治らず、特に夜中に痛みがくるので眠ることもできず、でも会社には行って加減はしながらも残業もして…という数日を過ごしていると、高熱も出るようになり、会社の近くのクリニックで診てもらった血液検査の結果、腎臓の機能が半分に落ちているとのこと。炎症反応も高く。
このままでは人工透析になる危険もあるので、大きな病院で結石を超音波破砕してもらった方が良いだろうと、家の近くの病院に紹介状を出してもらったのでした。
土曜日もやっている病院ですが、あいにくと祝日、あなたは重症だから救急でも診てもらった方がよいとのクリニック医師の言葉で、月曜日を待たず受診します。結果、炎症が全身にまわってるので点滴を続けた方がよいと、そのまま入院となりました。
■徳洲会の病院
ちなみに、入院は2度めですが、前回は白内障の手術で都内の大学病院に1泊だけでしたので、何日にもわたるのは初めてです。数年前に湘南鎌倉総合病院の新病棟が完成したとき、地域内覧会に来ましたが、小泉元総理や鎌倉市長など、そうそうたる来賓が挨拶をしていました。そう、徳洲会の選挙違反事件で騒がれた徳田虎夫氏が入院している、グループでも中核の病院なのでしょう。
徳田氏は自分の医療理想のために、対立する医師会などを押さえ込むのに、自民党を利用しようとした人なのではないかと解釈しています。あの党ですから、金の糸目が切れると簡単に見捨てられてしまったように思われます。
母も妻も義父も徳洲会の病院に入院してお世話になりましたが、どこも大学や公共系で見られる権威主義的なところがなく、患者と親身に向き合ってがんばってくれる感じがします。若い医者や看護師が頑張りすぎなところが心配になるほどです。
12階の角部屋のワイドな窓からは鎌倉のなだらかな山並みが見え、開放感あふれる眺望です。お金もないので大部屋ですが、入ったのは無駄に広々とした2人部屋…トイレ・バス、キッチン付きで、VIPな個室として使える病室のようです。高層マンションに住みたい人の気持ちも、少しわかる感じがしました。この新病棟、最近発覚した免震ゴム偽装事件の対象物件で、大変ですが…。
■点滴生活
入院だと点滴の針は刺しっぱなしで、薬を変えていくだけなのは助かりましたが(その前にクリニックで2度刺されていたので)、最初の2日間は常に管とつながっている不自由さ。そして時折の採血。とにかく注射針が皮膚の中に入ってくるという感覚が恐ろしいので、痛みもよけいに感じるのかもしれません。
4日目の採血で、腎機能と炎症の数値が下がってきたので明日退院しましょうと言われたときは非常な歓びでした。点滴や血液検査の針は、格闘の打撃より痛くて怖い、と思います。
血液検査の結果ですが、3年前にこの病院で健保の健康診断を受けていたので(というか、その後2年間受けてなかったのが良くない)、その時の数値とも比較で出ていました。やはり、なにかあったときのことを考えると、定期健診は毎年、職場近くの診療所などよりも、家の近くの大きな病院で受けておくべきと思いました。
■結石との付き合いはつづく…
エコーやCTスキャンでとらえられた石は、6ミリほどの大きさ。このくらいなら、自然に排出されるのを待つのがよいという、泌尿器科での診断となりました。
出るまでにはどのくらいの期間がかかるものか、その間に何度こんな痛みがくるのか、まったくわかりませんが…恐れ怯えつつ、出る時を待つのみです。痛みが出るのは、石が出口に近づいたということ、動かないよりも良いのだそうです。
痛くなったときに飲む薬は、腎臓に負担のあるロキソニンではなくてカロナール、または坐薬。普段から水分をたくさん摂って、運動すること。ただし、痛みが出てるときに水をたくさん飲むと、かえって痛くなるのでその時は控える。そんなことで、これからも危機を乗り切っていくしかないのだと、ちょっと憂鬱ではありますが、闘っていきます。
それよりも辛そうなのは、腎臓のための食事制限…塩分を1日6mg未満に抑えるようにと…平日の昼食は外食になるので、家ではほとんど味のない料理?あー、耐えられるでしょうか。
教訓です。
●結石の発作が起きたら、病院に行っておこう。
●結石のためには普段から水分をたくさん摂る、そして運動。
●健康診断は、家の近くの大きな病院で、毎年受けておいた方がいい。
●今まで健康でも50過ぎると変わってくる。
■結石をあなどると…
尿路結石なんていつものこと、今は死ぬほど痛くても1日我慢すれば引くし、病院行っても痛み止めをもらうくらいだし…との考えは甘かったのでした。
数日経っても治らず、特に夜中に痛みがくるので眠ることもできず、でも会社には行って加減はしながらも残業もして…という数日を過ごしていると、高熱も出るようになり、会社の近くのクリニックで診てもらった血液検査の結果、腎臓の機能が半分に落ちているとのこと。炎症反応も高く。
このままでは人工透析になる危険もあるので、大きな病院で結石を超音波破砕してもらった方が良いだろうと、家の近くの病院に紹介状を出してもらったのでした。
土曜日もやっている病院ですが、あいにくと祝日、あなたは重症だから救急でも診てもらった方がよいとのクリニック医師の言葉で、月曜日を待たず受診します。結果、炎症が全身にまわってるので点滴を続けた方がよいと、そのまま入院となりました。
■徳洲会の病院
ちなみに、入院は2度めですが、前回は白内障の手術で都内の大学病院に1泊だけでしたので、何日にもわたるのは初めてです。数年前に湘南鎌倉総合病院の新病棟が完成したとき、地域内覧会に来ましたが、小泉元総理や鎌倉市長など、そうそうたる来賓が挨拶をしていました。そう、徳洲会の選挙違反事件で騒がれた徳田虎夫氏が入院している、グループでも中核の病院なのでしょう。
徳田氏は自分の医療理想のために、対立する医師会などを押さえ込むのに、自民党を利用しようとした人なのではないかと解釈しています。あの党ですから、金の糸目が切れると簡単に見捨てられてしまったように思われます。
母も妻も義父も徳洲会の病院に入院してお世話になりましたが、どこも大学や公共系で見られる権威主義的なところがなく、患者と親身に向き合ってがんばってくれる感じがします。若い医者や看護師が頑張りすぎなところが心配になるほどです。
12階の角部屋のワイドな窓からは鎌倉のなだらかな山並みが見え、開放感あふれる眺望です。お金もないので大部屋ですが、入ったのは無駄に広々とした2人部屋…トイレ・バス、キッチン付きで、VIPな個室として使える病室のようです。高層マンションに住みたい人の気持ちも、少しわかる感じがしました。この新病棟、最近発覚した免震ゴム偽装事件の対象物件で、大変ですが…。
■点滴生活
入院だと点滴の針は刺しっぱなしで、薬を変えていくだけなのは助かりましたが(その前にクリニックで2度刺されていたので)、最初の2日間は常に管とつながっている不自由さ。そして時折の採血。とにかく注射針が皮膚の中に入ってくるという感覚が恐ろしいので、痛みもよけいに感じるのかもしれません。
4日目の採血で、腎機能と炎症の数値が下がってきたので明日退院しましょうと言われたときは非常な歓びでした。点滴や血液検査の針は、格闘の打撃より痛くて怖い、と思います。
血液検査の結果ですが、3年前にこの病院で健保の健康診断を受けていたので(というか、その後2年間受けてなかったのが良くない)、その時の数値とも比較で出ていました。やはり、なにかあったときのことを考えると、定期健診は毎年、職場近くの診療所などよりも、家の近くの大きな病院で受けておくべきと思いました。
■結石との付き合いはつづく…
エコーやCTスキャンでとらえられた石は、6ミリほどの大きさ。このくらいなら、自然に排出されるのを待つのがよいという、泌尿器科での診断となりました。
出るまでにはどのくらいの期間がかかるものか、その間に何度こんな痛みがくるのか、まったくわかりませんが…恐れ怯えつつ、出る時を待つのみです。痛みが出るのは、石が出口に近づいたということ、動かないよりも良いのだそうです。
痛くなったときに飲む薬は、腎臓に負担のあるロキソニンではなくてカロナール、または坐薬。普段から水分をたくさん摂って、運動すること。ただし、痛みが出てるときに水をたくさん飲むと、かえって痛くなるのでその時は控える。そんなことで、これからも危機を乗り切っていくしかないのだと、ちょっと憂鬱ではありますが、闘っていきます。
それよりも辛そうなのは、腎臓のための食事制限…塩分を1日6mg未満に抑えるようにと…平日の昼食は外食になるので、家ではほとんど味のない料理?あー、耐えられるでしょうか。
教訓です。
●結石の発作が起きたら、病院に行っておこう。
●結石のためには普段から水分をたくさん摂る、そして運動。
●健康診断は、家の近くの大きな病院で、毎年受けておいた方がいい。
●今まで健康でも50過ぎると変わってくる。
第二十五回鎌倉はなし会 柳家三三 独演会
2015年1月31日、逗子なぎさホール
人生初の落語ライヴを聴いてきました。ちなみに、お笑いということで広げると、30年近く前に「象さんのポット」のコントライヴを観たことはありますが、演劇色が強いものでした。伝統芸能という括りなら、旧歌舞伎座の一幕見席を観て以来となるでしょう。落語は、枝雀や小朝が若手として活躍していた時期にテレビで見たのが、記憶の最後かもしれません。
そんな私が今回の公演に行ったのは、席亭(主催者)の秋山さんを知り、彼の本で席亭という仕事について読んで興味を持ったからでした。もう一つ、数年前に読んだ佐藤多佳子の小説「しゃべれどもしゃべれども」も、落語への興味を開いてくれていたのでした。秋山さんからご案内もいただきましたので、これは良い機会と思ったのでした。
柳家三三(さんざ)さんは若手のホープだそうですが、なるほど、軽妙な語り口でありながら軽すぎない、本格派の雰囲気を持った良い噺家さんでした。終了後にロビーに演目が張り出してあったのですが、人が多くて近づけず…落語がこんなにも人気があるとは不勉強でした…あとで調べておきたいと思います。開口一番に鈴々舎馬るこさんの、自信の体型に合った相撲ネタの話を、そして柳家三三さんの、マクラからちょっと艶っぽい「権助提灯」、ドロボウの話「締め込み」、中入りをはさんで人情味あふれる「文七元結」。笑いだけでなく、日本人の心といった物語を聞いた感じで、すごいものだと思いました。後ろの方の席で顔は小さくしか見えませんでしたが、全身から伝わる表情が豊かです。これこそ、芸、なのでしょう。
とても楽しませてもらいましたが、それは私の中で、時代劇などで触れてきた長屋風景などをイメーできるから。江戸を舞台にした古典落語、水戸黄門が終了したことは象徴的でしたが、テレビでも時代劇がほとんどなくなってしまった今、若い人に理解してもらうのが難しくなってきた気もします。今日の劇場の客層、私よりも上の人がほとんどで、ちらほらと20代とおぼしき人が見える感じで…。ジャズのコンサート会場などでもそうした傾向は見えますが、音楽は聴いてもらえればわかるけれど、物語の歴史観は知識としてないと厳しそうです。もちろん、落語家の皆さんは意識されているのでしょうけれど、なにかを伝承していくことって難しいですね。
逗子のホールも、完成した時から来てみたかったところで、何年も経ってしましましたが、やっと訪れることができました。客席はとても見やすかったです。ホールに行く前に、せっかく逗子まで来たのだから(大船から12分ほどと近いのですが)と、先に披露山公園に行ってみました。海のそばにある山の上、江ノ島の向こうに富士山が綺麗に見えましたので、写真をアップしておきます。手前に広がる街並は、日本のビアリーヒルズと言われる日本有数の高級住宅地、披露山庭園住宅です。タウンセキュリティがあり、部外者は容易に立ち入れないようです。背筋着コースから披露山に登る際、前日も雨のせいで足を滑らせ、滑落してしまったのですが…無事に落語を聴けて本当に良かったです。
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2015年1月31日、逗子なぎさホール
人生初の落語ライヴを聴いてきました。ちなみに、お笑いということで広げると、30年近く前に「象さんのポット」のコントライヴを観たことはありますが、演劇色が強いものでした。伝統芸能という括りなら、旧歌舞伎座の一幕見席を観て以来となるでしょう。落語は、枝雀や小朝が若手として活躍していた時期にテレビで見たのが、記憶の最後かもしれません。
そんな私が今回の公演に行ったのは、席亭(主催者)の秋山さんを知り、彼の本で席亭という仕事について読んで興味を持ったからでした。もう一つ、数年前に読んだ佐藤多佳子の小説「しゃべれどもしゃべれども」も、落語への興味を開いてくれていたのでした。秋山さんからご案内もいただきましたので、これは良い機会と思ったのでした。
柳家三三(さんざ)さんは若手のホープだそうですが、なるほど、軽妙な語り口でありながら軽すぎない、本格派の雰囲気を持った良い噺家さんでした。終了後にロビーに演目が張り出してあったのですが、人が多くて近づけず…落語がこんなにも人気があるとは不勉強でした…あとで調べておきたいと思います。開口一番に鈴々舎馬るこさんの、自信の体型に合った相撲ネタの話を、そして柳家三三さんの、マクラからちょっと艶っぽい「権助提灯」、ドロボウの話「締め込み」、中入りをはさんで人情味あふれる「文七元結」。笑いだけでなく、日本人の心といった物語を聞いた感じで、すごいものだと思いました。後ろの方の席で顔は小さくしか見えませんでしたが、全身から伝わる表情が豊かです。これこそ、芸、なのでしょう。
とても楽しませてもらいましたが、それは私の中で、時代劇などで触れてきた長屋風景などをイメーできるから。江戸を舞台にした古典落語、水戸黄門が終了したことは象徴的でしたが、テレビでも時代劇がほとんどなくなってしまった今、若い人に理解してもらうのが難しくなってきた気もします。今日の劇場の客層、私よりも上の人がほとんどで、ちらほらと20代とおぼしき人が見える感じで…。ジャズのコンサート会場などでもそうした傾向は見えますが、音楽は聴いてもらえればわかるけれど、物語の歴史観は知識としてないと厳しそうです。もちろん、落語家の皆さんは意識されているのでしょうけれど、なにかを伝承していくことって難しいですね。
逗子のホールも、完成した時から来てみたかったところで、何年も経ってしましましたが、やっと訪れることができました。客席はとても見やすかったです。ホールに行く前に、せっかく逗子まで来たのだから(大船から12分ほどと近いのですが)と、先に披露山公園に行ってみました。海のそばにある山の上、江ノ島の向こうに富士山が綺麗に見えましたので、写真をアップしておきます。手前に広がる街並は、日本のビアリーヒルズと言われる日本有数の高級住宅地、披露山庭園住宅です。タウンセキュリティがあり、部外者は容易に立ち入れないようです。背筋着コースから披露山に登る際、前日も雨のせいで足を滑らせ、滑落してしまったのですが…無事に落語を聴けて本当に良かったです。
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プロフィール
HN:
つばめろま〜な
性別:
男性
趣味:
絵・音・文・歩
自己紹介:
長年、同人誌で創作漫画を発表してきましたが、本当は小説が主な表現手段。職業はコピーライターで、趣味は楽器を鳴らすことなど。
下記に作品等アップ中です。よろしくお願いします!
■マンガ作品 COMEE
http://www.comee.jp/userinfo.php?userid=1142
■イラスト作品 pixiv
https://www.pixiv.net/users/31011494
■音楽作品 YouTube
https://www.youtube.com/channel/UChawsZUdPAQh-g4WeYvkhcA
■近況感想雑記 Facebook
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005202256040
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■マンガ作品 COMEE
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■イラスト作品 pixiv
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