つばめろま〜なから、なにかを知りたい貴方へ。
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私が幼少の時から、家にはオープンリールのテープレコーダーがありました。カセットテープより音質が良いとオーディオマニアに人気だったようなものではなく、まだカセットテープも誕生していない頃のモノラル録音機でありました。赤ん坊の私の泣き声や、童謡を歌う天使のような声が残されていましたが、やがて重く大きな機械とともにテープもなくなってしまいました。
誰もが気軽に録音できてしまうカセットテープというのは、本当に凄い発明だったと思います。ラジカセを買ったのは、中学3年くらいの時だったか。アニメ「けいおん!」の軽音部の部室にあったのと同じミキシングができる機種です。中学1年の時からBCLという、海外のラジオ放送を受信して聴くという趣味にはまり、それ用のラジオを買ったりしていましたが、録音可能な機種(まだモノラル録音機でしたが)は後からになりました。
当時は、エアチェックというものが当たり前でした。すなわち、FMの音楽番組で放送される曲をテープに録音して聴くというものです。そのために、2週間分の番組表が載っているFM雑誌を買って、聴きたい曲が放送される日をチェックするということを多くの人がやっていました。
私が主に聴いていたのは、映画音楽です。そんなに映画自体を見るわけではなかったのに。それでも、NHKFMで月に一回放送されていた関ミツオさんの放送が楽しみで、映画の筋を聞いて、その音楽を聴くだけでとても夢が広がるものでした。それと同時に、映画音楽と一括りにして聴いていましたが、中にはクラシックもジャズもロックもイージーリスニングも民謡も・・ありとあらゆるジャンルの音楽があって、私になんでも聴ける感性を与えてくれました。
当時はNHKも民放FMも、しっかりと音楽を聴かせてくれて、文化を発信するという気概にあふれていた気がします。今の民放FM曲は、文化としての音楽を壊しているとしか思えませんし、NHKもマンネリな感じで非常に憂慮すべき事態だと思えるのですが。そのあたりはまたの機会に。
次にラジカセが大活躍したのは、大学生の頃、谷山浩子のオールナイトニッポンを毎週録音していた時です。当時のラジカセはオートリバース機能などなく、深夜3時から始まる2時間番組を120分テープで録るために、スタートは電源タイマーで、4時前に目覚ましをかけて時計が鳴る、起きる、テープを裏返して録音ボタンを押して、また寝る、ということを毎週木曜日に番組終了までの1年くらい続けていました。当時のAM放送も、モノラルでした。
CDが登場した時、レコードと違ってディスクを裏返さないで聴けるのが便利だと思いましたが、カセットテープからMDになった時にも同じことを思いました。今では小さなカードメディアに何時間でも録音できてしまう、それはすごいことです。(かさばらない、音が良い、耐久性が良い、というのも素晴らしい)
でも、裏返す行為にも意味がありました。自分でカセットブックを作った時、A面とB面という大きな括りでのコンセプトを考えるため、全体としての流れが構成しやすかったということがあります。それはプロのミュージシャンがレコードアルバムを作る時にも言えたことです。あのアルバムのA面よりB面のコンセプトが好き、とかは、よくあったことです。
音楽がデジタル化されてから、多くの曲をシャッフル機能を使ってランダムに聴くようなことも増えたと思いますが、それはやはりBGMとしての聴き方であって、アーティストの作品を鑑賞するという形ではないように思えてしまいます。とはいいつつ、私も最近では腰を据えてじっくりとアルバムを聴き込むようなことがなくなっていて、喪失感があるのですが。
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誰もが気軽に録音できてしまうカセットテープというのは、本当に凄い発明だったと思います。ラジカセを買ったのは、中学3年くらいの時だったか。アニメ「けいおん!」の軽音部の部室にあったのと同じミキシングができる機種です。中学1年の時からBCLという、海外のラジオ放送を受信して聴くという趣味にはまり、それ用のラジオを買ったりしていましたが、録音可能な機種(まだモノラル録音機でしたが)は後からになりました。
当時は、エアチェックというものが当たり前でした。すなわち、FMの音楽番組で放送される曲をテープに録音して聴くというものです。そのために、2週間分の番組表が載っているFM雑誌を買って、聴きたい曲が放送される日をチェックするということを多くの人がやっていました。
私が主に聴いていたのは、映画音楽です。そんなに映画自体を見るわけではなかったのに。それでも、NHKFMで月に一回放送されていた関ミツオさんの放送が楽しみで、映画の筋を聞いて、その音楽を聴くだけでとても夢が広がるものでした。それと同時に、映画音楽と一括りにして聴いていましたが、中にはクラシックもジャズもロックもイージーリスニングも民謡も・・ありとあらゆるジャンルの音楽があって、私になんでも聴ける感性を与えてくれました。
当時はNHKも民放FMも、しっかりと音楽を聴かせてくれて、文化を発信するという気概にあふれていた気がします。今の民放FM曲は、文化としての音楽を壊しているとしか思えませんし、NHKもマンネリな感じで非常に憂慮すべき事態だと思えるのですが。そのあたりはまたの機会に。
次にラジカセが大活躍したのは、大学生の頃、谷山浩子のオールナイトニッポンを毎週録音していた時です。当時のラジカセはオートリバース機能などなく、深夜3時から始まる2時間番組を120分テープで録るために、スタートは電源タイマーで、4時前に目覚ましをかけて時計が鳴る、起きる、テープを裏返して録音ボタンを押して、また寝る、ということを毎週木曜日に番組終了までの1年くらい続けていました。当時のAM放送も、モノラルでした。
CDが登場した時、レコードと違ってディスクを裏返さないで聴けるのが便利だと思いましたが、カセットテープからMDになった時にも同じことを思いました。今では小さなカードメディアに何時間でも録音できてしまう、それはすごいことです。(かさばらない、音が良い、耐久性が良い、というのも素晴らしい)
でも、裏返す行為にも意味がありました。自分でカセットブックを作った時、A面とB面という大きな括りでのコンセプトを考えるため、全体としての流れが構成しやすかったということがあります。それはプロのミュージシャンがレコードアルバムを作る時にも言えたことです。あのアルバムのA面よりB面のコンセプトが好き、とかは、よくあったことです。
音楽がデジタル化されてから、多くの曲をシャッフル機能を使ってランダムに聴くようなことも増えたと思いますが、それはやはりBGMとしての聴き方であって、アーティストの作品を鑑賞するという形ではないように思えてしまいます。とはいいつつ、私も最近では腰を据えてじっくりとアルバムを聴き込むようなことがなくなっていて、喪失感があるのですが。
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つばめろま〜な
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男性
趣味:
絵・音・文・歩
自己紹介:
長年、同人誌で創作漫画を発表してきましたが、本当は小説が主な表現手段。職業はコピーライターで、趣味は楽器を鳴らすことなど。
下記に作品等アップ中です。よろしくお願いします!
■マンガ作品 COMEE
http://www.comee.jp/userinfo.php?userid=1142
■イラスト作品 pixiv
https://www.pixiv.net/users/31011494
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