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「江ノ島西浦写真館」三上延(光文社)

「ビブリア古書堂」の作者による、江ノ島を舞台にした小説。ビブリオが古本から身近な謎解きをしていくのに対し、こちらは古い写真を手がかりに謎を解いていくノスタルジックなミステリーという同系列の作品でした。登場人物のキャラクター配置も似た感じです。でも、内陸の鎌倉(大船)と海上の江ノ島、古書と写真、男主人公と女主人公、という違いのせいか、閉鎖的な重苦しさは少し薄く読みやすい感がありました。

江ノ島は私にとって地元ですので、子供の頃から何度も訪れていますが、橋を渡って仲見世を通って階段上って、神社や植物園に立ち寄って、階段下りて稚児ヶ淵まで行って、また戻ってくるだけですので(それでかなり疲れます)、そこからはずれた路地裏や、ヨットハーバーの方などには行ったことがなかったと気付きました。

気付いたからには行ってみなくては、と。物語の舞台である廃写真館があるのは路地裏となっていますので、地図を見てみれば、確かに行ったことのない場所があります。都心に近いながら橋1本で相模湾に浮かぶ孤島、世の中から隠れ住むには良い場所なのだと思います。隠されたものを暴き出すという話にうってつけでした。

ヒロインは少し性格に難のある20台の娘さんで、読みながら特に愛おしさを感じることもなかったですが、写真家の観察眼で物事を明らかにしていく様は魅力的でした。そういえば、あまり魅力的な登場人物はいなかったような…ビブリオの栞子さんのお母さんのように、写真館のお祖母さんもなんか嫌な感じでしたし…それでも面白かったのは、純粋にストーリーの力でしょう。

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