忍者ブログ
つばめろま〜なから、なにかを知りたい貴方へ。
[100]  [99]  [98]  [97]  [96]  [95]  [94]  [93]  [92]  [91]  [90
「泣き虫弱虫諸葛孔明 第四部」酒見賢一(文藝春秋)


『三国志』や『三国志演義』など多くの文献をふまえた上で、孔明を変態グンシーとして描いてきた物語も転換期を迎えました。前巻ではクライマックスの赤壁の闘いをじっくるとやりましたが、本巻では劉備も一国の長となり、関羽、張飛、趙雲たちの義兄弟たちもそれぞれの知行地を治めることで離れてしまったので、話が拡散気味に。新たに個性激しい人物達も登場してきて賑やかではありましたが、そうした中で孔明の活躍する場面も少ないのが物足りないところです。

そして、悲惨な戦争へと突入し、殺戮の両怪物、関羽と張飛にも衰えが見えてきたところで浅慮からの自業自得というところもあり戦死や部下に殺されます。曹操も病死し、ついには劉備も…という、歴史物ですから仕方のないところですが、もの寂しさを感じる巻となりました。逆に、よく知らなかった三国志の世界観がやっと理解できてきた感じもします。広大な国土を統べることが、人物面でも物理的な面でもいかに大変かを思えば、日本とは比較にならないスケールとなりましょう。

本巻でいちばん楽しかったのは、前巻で劉備に嫁いできたアニメヒロインのような若姫、孫夫人が孔明夫婦に手なずけられていくところでした。キャラが立っていて可愛かったのですが、敵の罠にはまって早々に劉備軍から追放されてしまったのが残念でした。
おそらく次の巻で終わりになると思いますが、オールスターズが次々と消えたので、もういやでも孔明が活躍するしかありません。期待して待ちたいと思います。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
08 2017/09 10
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15
19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新CM
[01/25 本が好き!運営担当]
[03/27 うらたじゅん]
[10/28 のりこ]
[08/04 つばめろま〜な]
[07/23 通りすがりの仮面ライd]
最新TB
プロフィール
HN:
つばめろま〜な
性別:
男性
趣味:
絵・音・文・歩
自己紹介:
長年、同人誌で創作漫画を発表してきましたが、本当は小説が主な表現手段。職業はコピーライターで、趣味は楽器を鳴らすことなど。よろしくお願いします!
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者アナライズ
忍者アナライズ
忍者アナライズ
忍者アナライズ
忍者ブログ [PR]