つばめろま〜なから、なにかを知りたい貴方へ。
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2016年〜2017年の秋・冬、本郷台のあーすぷらざ内・リリス(横浜市栄区民文化センター)で企画された、シリーズ<ピアニストとの出逢い>。ロシアの若手俊英ピアニスト4人が、次々にリサイタルしていくというものです。
ロシアの音楽・演奏家が好きなのでチケット発売日の朝に会場へ行って、全公演のチケットを席を選んで購入して楽しみにしていました。このホールのキャパは300席でリサイタルにちょうどよい大きさ、客席の傾斜が大きいのでどこからも見やすいのですが、4〜5列目の見やすく直接音の伝わりやすい良い席を取れました。
10/16のトップバッターはイリヤ・ラシュコフスキー。1984年生まれの32歳。写真を見るとイケメンなので、4公演で唯一、弾いている顔のよく見える右寄りの席にしました。プログラムは、以下のとおりです。
第1部
◎ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 Op.106 「ハンマークラヴィーア」
第2部
◎スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第7番 Op.64 「白ミサ」
◎ラヴェル:夜のガスパール
◎ボルコム:ピアノのための12の新しいエチュード より "愛の讃歌"
アンコール
◎ドビュッシー:月の光
若さあふれるパワフルできらびやかな演奏、落ち着いた曲調のところではじっくりと弾き込んでいく緻密さ。どれも聴くだけで難曲というのがわかりますが、これだけ弾けたらさぞ気持ち良いだろうと思います。
ベートーヴェンのソナタは45分もの大曲でしたが、そのメリハリの効いた演奏で飽きさせることなく…これぞロシアの演奏家です。スクリャービンは難解さもありますが、すごく面白く聴かせてくれました。ラヴェルはもともと色彩感豊かなので、ぴったり。ボルコムは初めて聴く作曲家でしたが、起伏の大きな聴き応えのある曲でした。アンコールは有名な曲ですが、ちょうど今日は満月、空を見上げるように弾くのがステキな姿。演奏に加えて容姿もよくて拍手に笑顔で応えるのが好感度高く、感動のステージでした。
終演後はスクリャービンのピアノソナタ全曲が入ったCDを買って、サインしてもらいました。スパシーバ、と言ったらニッコリと応えてくれて人柄も良さそうだなと…大満足です。
このシリーズはこれから、11月アレクセイ・ヴォロディン、12月セルゲイ・カスプロフ、2月ルーカス・ゲニューシャスと続きますので、ますます楽しみです。
コンサート前には本郷台駅前のカフェでゆったりとランチ、あーすぷらざ内で開催中の国際児童画展の回顧展を見て子供の絵の豊かな感性にふれ、世界遺産写真展で旅情を掻き立てられ、帰路は夕焼けが綺麗な頃。家から近い会場ならではの良い1日となりました。
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◯いよいよ四半世紀が目前の24回目を迎えたJazzPromenadeですが、1回めから連続で聴き続けている記録更新。病気や身内の不幸もこの時期には重ならない…本当に幸運なことだと思っています。今年も2日間、フルに楽しませてもらいました。
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10月8日(土)
○1日目は関内駅前で両日券をバッジに引き換えるところからスタートです。ちょうど強い雨が降ってきて、パンフを濡らしてしまったのが残念…。
■赤松敏弘meetsハクエイ・キム(関内ホール 小ホール)
赤松敏弘 vib、ハクエイ・キム p、市原ひかり tp、
生沼邦夫 b、小山太郎 ds
スケジュールさえ合えば定番で聴いている赤松さんですが、今年はNEWSハーバーでなく、じっくり聴ける関内小ホールというのが嬉しかったです。このメンバーは実力者ぞろいで本当に素晴らしくて、モダンジャズらしさあふれる音楽を楽しく奏でてくれます。
特に今回はハクエイさんのピアノの良さにやっと気づけました。近い席から手元をしっかり見ることができたこともあって、緻密に一音一音を大切に弾いていることが伝わってきます。これまで何度か聴きながら、イケメンだけどあまり迫力がないしなぁ、などと思っていたのは間違っていました…。
トランペットの市原さんがボイスで参加した曲など、心が洗われるようでしたし、スタンダードもオリジナルも洗練された美しい音を聴かせてくれるステージでした。
◯次のステージまでちょっと時間があったので、関内ホール裏のフレンチレストラン「ぼんふぁむ」でランチ。例年はラーメン屋ですが、そんなに金額も変わらず美味しい料理を食べられて満足でした。
■Shun Sakai & The Long Goodbye(関内ホール 大ホール)
酒井俊 vo、田中信正 p、土井徳浩 cl、関島岳郎 tub、
佐藤芳明 acc、須川崇志 vc、瀬尾高志 b、竹村一哲 ds
2年続いて約2時間ぶっ通しでの演奏ですが、昨年は未練ながら途中で他会場に移動したので、やはり最後まで聴けて良かったと…「海の音」がテーマの壮大なドラマを見終わったかのような感動を味わいました。
酒井さんはシンガーですが、指揮者のような全体のプロデュース能力に長けているのでしょう、この個性的なメンバーが見事に調和しながら自由な感性で演奏する世界を創り上げます。みんな本当に楽しそうに音楽している、ということが伝わってくるのです。
休みなしで何曲演奏されたかわかりませんが、ジャズのスタンダード、メンバーのオリジナル、映画音楽、クラシックの曲まで多彩なラインアップが手を変え品を変えて奏でられる様は、刺激と興奮と幸福感に満ちたものでした。ショパン別れの曲やジョーズはすごかったし、定番のナーダムはやはり酒井さんの歌が映える名曲です。
瀬尾さんのベースや一哲さんのドラムなど、板橋さんとやっているときとはまた違った魅力があふれ出ていましたし、チェロ、クラリネット、アコーディオンはとても劇的に情感豊かにメロディを奏で、チューバとピアノはしっかり土台を支えながら盛り上げている感じでした。
■森山威男カルテット(横浜市開港記念会館)
森山威男 ds、坂田明 as&vo、佐藤允彦 p、水谷浩章 b
昨年は自分より若い世代とのカルテットでしたが、今年は大御所メンバーで。森山さんの空間を隙間なく埋め尽くすようなドラムの音、佐藤さんの理知的ながら熱いピアノの旋律、坂田さんの眩しくキラキラしているサックスの音。さすがに海千山千の凄い演奏でした。
最初の森山&佐藤デュオによる童謡2曲が特に心に残ります。坂田さんのだみ声を張り上げてのボーカルも良かったです。森山さんのとぼけた味のトークはおかしいだけでなく、どこかにジャズメンの本音が入っているので奥深いですね。
森山さんの演奏は翌日も聴いたので、詳しくはそちらに回します。
■鬼武みゆきwith Friends(関内ホール 小ホール)
鬼武みゆき p、鳥越啓介 b、佐藤芳明 acc、岩瀬立飛 ds
今回も明るくメロディアスな心躍る音楽を中心に。鬼武さんは美人なだけでなく、本当にまじめで音楽をはじめ物事に真摯に向き合っている人だなぁと思います。息の合ったメンバーとの完成度の高い演奏が、それを感じさせてくれるのです。細い体でパワフルな演奏も、鍛錬と表現意欲の表れでしょう。
その創造性に人気も定着して小ホールはいつも満員、そろそろ鬼武さんあたりが大ホールでのステージを任される時ではないかと思うのですが、どうでしょうか。その時だけのスペシャルゲストを迎えたりして、いつもと違う面も見てみたいなと思っています。
◯1日目から幸せな気分で終了、CERTEのレストランフロアに行って、ベトナム料理を食べて帰りました。この駅前ビルは休日の夜ともなるとガラーンと空いているので、ゆっくりできるのです。
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10月9日(日)
◯2日目は桜木町から。みなとみらいホールは開場30分前で50人位の行列でしたでしょうか。2千席の大きな会場でも早めに着いて良い席を確保です。
■4ドラマーズ(横浜みなとみらいホール)
猪俣猛 ds、森山威男 ds、本田珠也 ds、江藤良人 ds、
田中信正 p、坂井紅介 b、井上銘 g、
大森明 sa、類家心平tp、峰厚介 ts
前日も聴いた森山さんはじめ4人・4世代のドラマーが集結、それぞれのセッションと最後にドラムバトルで技を競い合うステージ。会場はコンサートホールなので音が響きすぎ、ドラムの細かいニュアンスが伝わりにくかったのは残念でしたが…2階サイド席の最前列で観たので、ステージ全体、そしてドラマーの手元までしっかり見ることができたのは幸せでした。特に森山さんのセット側でしたので、ほぼ真上からそのドラミングテクニックの妙を俯瞰することができました。
若くてイキの良い江藤さん(with井上さん)、冷静なようで体の芯から熱さがほとばしる本田さん(with類家さん)、熱いながら愛情あふれる森山さん(with類家さん、峰さん)、長い歳月を感じさせる猪俣さん(with類家さん、大森さん)と、4人それぞれの個性が面白かったのですが、やはり森山さんの演奏が別次元で素晴らしく感じられました。
前夜のライヴで、森山さんのドラムはどうして空間を埋め尽くす音が出せるのだろうと聴いていましたが、上から見ていて、その手首の柔らかい使い方が秘密なのだと知りました。そして、体の使い方全体がしなやかで美しく、まるで猫のようだと思ったのです。心も猫のように自由気ままで、でも人から愛されることが大好き…猫ドラマーです。ドラムバトルでもひときわ奔放に輝いていました。
ところで、類家さんのトランペットは今回3ステージを聴きましたが、本田さんとのデュオで吹きまくる姿はこの日最高のビジュアル、圧巻でした。すべてのセットでピアノを弾いた田中信正さん、猪俣さんとは初共演のようでしたが、この人も猫のようにしなやかな感性で、4人それぞれの魅力を引き出していたと思いました。
■竹内直カルテット(ランドマークホール)
竹内直 ts&bcl、若井優也 p、若井俊也 b、竹村一哲 ds
熱いドラムバトルから、少し気持ちを緩めてクールダウンできる感じのラテン系、堅実な演奏で落ち着きます。竹内さんのバスクラの音が心地良かったですが、演奏としてはサックスの方が馴れてらっしゃる感じを受けました。
目当ては一哲さんのドラムでしたが、板橋さんや酒井さんと演る緊張感とは違い、心を解き放たれたような、ラストの曲などいかにも楽しそうに叩いていたのが印象的でした。
◯次は会場移動がないので、ランドマークホールのロビーにて、桜木町に到着してすぐ買っておいたパンで昼食です。
■Natural Born Killer BAND(ランドマークホール)
KANKAWA org&syn、類家心平 ele-tp、本田珠也 ds
カンカワさんの演奏もこれまで何度も聴いてきましたが、今回はエレクトリックな即興演奏、初めての感覚を体験させてもらいました。
1時間で2曲、電子オルガンとシンセを使って創りだされる音色に、類家さんのエフェクターを掛けたトランペットの音が重なり、本田さんのドラムのビートがきっちりと締める、トリオながら壮大な音の宇宙。言葉にしにくいですが、とにかく凄いものを聴いてしまったという興奮がしばらく冷めませんでした。
はじめスタッフに支えられながらステージに登場したカンカワさん、大丈夫かなと思いましたが…まだまだ創造意欲にあふれています。これから先もなにを聴かせてくれるのかと、楽しみにさせてくれる人です。
○関内大ホールに移動、まだ北村英治さんの演奏が終わっていなかったので、最後の1曲を聴くことができました。昔テレビで見た伝説のジャズマンという感じですが、自分の志向とは違うので聴こうと思ったこともなかったけれど…その1曲、とても良かったです。まだまだ張りがある煌めくようなクラリネットの音色でした。
■板橋文夫(関内ホール 大ホール)
☆第一部 板橋文夫FIT!+類家・纐纈・後藤・高岡
☆第二部 板橋文夫オーケストラ+特別ゲスト
板橋文夫 p、瀬尾高志 b、竹村一哲 ds
類家心平 tp、纐纈雅代 as、後藤篤 tb、高岡大祐 tub
林栄一 as、片山広明 ts、吉田隆一 bs、太田恵資 vl、外山明 ds
等々力政彦 トゥバ民族音楽演奏家、工藤丈輝 舞踏、山田丈造 tp
今年もトリは板橋さんの2時間半。今年は第一部から編成が大きくて、迫力のある演奏が繰り広げられました。FITのトリオは半端なく完成度が高まっているので、そこにさらなる若き強者たちが加わると、期待感を上回る演奏が生まれてくる感じです。特に怪物的な高岡さんのチューバが暴れ出すと物凄いことに…。最後の「アリゲーターダンス」で大盛り上がりのうちに、セットチェンジの休憩。
第二部のオーケストラではベテラン勢が加わり、ますますヒートアップ。片山さんも今年は元気に、パワーあふれる演奏を聴かせてくれたのが嬉しかったです。ゲストの音楽演奏家・等々力さんが加わっての「Aldan-Maadyr」は、瀬尾さんのベースとの合奏が魂に響いてくるようでした。トゥバは、ロシアの中央アジア地区の国のようですが、喉歌にフーメイ(ホーミーと同じですね)、イギルという馬頭琴に似た民族楽器がなんとも懐かしい感じ。工藤さんの舞踏も、メンバーの隙間を縫って舞台の後ろへ前へ移行し次第に衣服を脱ぎ捨てながら、静かに高揚感を煽っていて惹きつけられました。不思議な世界でしたが、板橋さんが初期のジャズプロムナードでアフリカやブラジルや和太鼓などの音楽家と一緒にやっていた時のエネルギーを思い出させてくれました。
ここから後は時間がなくなり、巻き巻きで怒涛の演奏に…それがなんともスピーディーでパワフルで曲のエッセンスが凝縮された面白さがあって、それまでじっくり聴かせていてくれたので、もうラストスパートで突っ走ってくれ!という気持ち。飛び入りで客席から上がった山田さんのトランペットも、類家さんと競い合うように熱くて盛り上げてくれました。最後は板橋さんのソロでFOR YOU、静かに今年のジャズプロムナードの幕を下ろしてくれました。
◯ライヴの後は板橋さんの打ち上げに参加させていただき、瀬尾さんの誕生したばかりの愛娘を語る嬉しそうな顔を見たり、嗜好を共にするファン同士の交流を楽しみ、帰り際にお店の外席で飲んでいたピアニストの田中信正さんと手を触れ合い、充実を極めた2日間は終わっていきました…。
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板橋文夫&梅津和時コンサートin鎌倉女子大学二階堂学舎。2016年10月2日・日曜日の午後、昨年7月の鎌倉生涯学習センターでの開催に続き、2度めとなるお二人の鎌倉公演に行って来ました。初めて訪れる鎌倉女子大学二階堂学舎は杉本寺の隣、ステージの背景が大きなガラス張りで、大樹の繁る森の中でのという雰囲気の会場、とても清浄感と開放感のある演奏会になりました。もちろん、板橋さんと梅津さんのヒューマニティとエナジーあふれる音楽があってこそですが。
ジャズフェスやライヴハウスのような、コアなファンを前にする演奏とは気分も違うのだと思いますが、誰でも楽しめるプログラムになっていたと思います。それでも板橋さん、梅津さんのオリジナル曲ではいつも通りのパワー全開で弾きまくり、吹きまくる圧倒的なパフォーマンス。これこそ、本当の意味で誰もが楽しめるジャズだと思います。誰もが知っている曲をオシャレに奏でられたって、面白くないですもん。
隣に座っていた年輩ご夫婦の旦那さんが「これはジャズじゃないよ」と奥さんに呟きながら最後にはノリノリで満足げだったり、十代の少女が頬を上気させながらお母さんと嬉しそうにしゃべっていたりと、熱い会場の様子を感じながら、私も四半世紀前にはじめて板橋さん&梅津さんの演奏を聴いたとき(小山彰太さん&井野信義さんとのカルテットでした)の興奮を思い出してしまいました。
梅津さんとの熱いまま円熟した演奏を聴いたちょうど1週間後には、横濱ジャズプロムナードで板橋さんが若い人たちも率いてのステージを聴くことになります。その対比が今からとても楽しみです。
終演後にはそれぞれのCDにサインをいただき、板橋さんとは握手もしていただきましたが、その無骨な手の感触がまさにあの演奏を生み出す手だと、あらためて感銘を受けた次第です。ちなみにアンコールで写真フリーにしていただきましたが、なかなかパフォーマンス中のアーティストを撮れる機会はないので、貴重でした。主催の秋山さんの素晴らしい計らいでありました。
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「谷山浩子・猫森集会2016 Season15」Dプログラム(2016/9/24 新宿スペースゼロ)を聴いてきました。
先週に続いての猫森集会、この日Dプログラムのゲストは新居昭乃さんです。新居さんはいろいろなアニメのテーマソングで馴染みのあるシンガーソングライターで、美しい曲と声というイメージが強いのですが、CDを買って聴くほどの興味を持つには至っていませんでした。しかし、ゲストの(変な)魅力を引き出す天才でもある谷山さんですから、少なからず未知との出会いへの期待をふくらませて聴きに行ったのです。
そして、期待以上でした。新居さんは期待以上に不思議なボケを発揮してくれて、面白くて仕方ありませんでした。もちろん、美しく個性的な歌声に魅惑されてこそですが。ピアノを弾きながらの自分の歌、谷山さんのコーラス、デュエット、少し声質の違う二人だからこそのハーモニー。特に本編ラストの「風になれ〜みどりのために」のデュエットは、突き抜けた美しさで名曲を一つ上の次元に押し上げた名演だったと思います。
谷山さんはといえば、自分を慕ってくれる後輩をかわいがる先輩という感じで、ほほえましく。先日の分島花音さんをゲストに迎えた日より、ずいぶんリラックスした雰囲気で聴けるコンサートでした。
【PROGRAM】
オープニング
1)ポンピイ・クラウンの片想い
MC
2)鳥籠姫
3)ピヨの恩返し
MC
4)猫の見た夢
5)夢
MC
6)時の歌
新居昭乃登場、MC
7)金色の目(新居昭乃)
8)子猫の心臓(新居昭乃)
MC
9)不思議なアリス
10)クルル・カリル
11)MOON GATE
MC
12)秘密の花園
MC
13)雨のアタゴオル
14)悪魔の絵本の歌
15)花の季節 屋根の上
MC
16)風になれ〜みどりのために
アンコール
17)トライアングル
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ついでに、翌日が私の誕生日なので、新宿のトルコ料理レストランでコースディナーを食べ、美味しくてお腹もいっぱい。とてもリラックスできる1日となりました。
「谷山浩子・猫森集会2016 Season15 Bプログラム」with分島花音
わが敬愛する谷山浩子さんが毎年この時期に開催する、スペシャルなゲストを招くコンサート「猫森集会」。今年はBとDの2プログラムを聴きに。
9月18日のゲストは分島花音さん、チェリストでありシンガーソングライターであります。最初に知ったのはテレビアニメ「ヴァンパイヤ騎士」の主題歌。作品世界を盛り上げていましたが、CMで流れていたゴスロリドレスでチェロの弾き語りをする姿がとても美しく激しく、印象的だったのです。それから8年、生で聴く機会が巡ってくるとは。
小さいときから谷山さんの歌が好きだったという彼女、自分の歌を3曲演ったあと、谷山さんの2曲をソロで歌い、2曲チェロで伴奏、4曲デュエットというプログラムでの選曲が、ディープなファンでありアーティストならではという感じで、全体に重く暗い感じ……それが浩子×花音の新しい世界を創り上げていて最高でした。
特に「意味なしアリス」、私は谷山さんの中で数少ないエロティックさを感じる曲と思うのですが、分島さんの艶っぽい歌い方でより一層引き立っておりました。ラストの「ガラスの巨人」では、二人が交互に歌い重なるデュエットが切ない透明感を増幅させて感動でした。アンコールであえてぶち壊すのですが、それはお礼のオマケ…ここでチェロを弾きまくってくれるともっと良かったかもしれませんが、性格の良さでしょう。
谷山浩子の名前はけっこう知られていると思いますが、ヒット曲がなく本人がテレビに出ることもほとんどない。しかし様々なアーティストに大きな影響を与えてきた人であることを、今日もまた改めて認識したところです。もう1日、6日後の新居昭乃さんゲスト回も楽しみです。
【PROGRAM】
オープニング
1)ポプラ・ポプラ(谷山vo)
MC
2)かくれんぼするエコー(谷山vo)
3)時の回廊(谷山vo)
4)夢のスープ(谷山vo)
MC
5)満月ポトフー(谷山vo)
MC
6)チョコレート(分島vo)
7)ナイチンゲール(分島vo)
MC
8)黒猫とピアニストのタンゴ(分島vo)
MC
9)意味なしアリス(分島vo)
10)てんぷら☆さんらいず(分島vo)
MC
11)空からマリカが(谷山vo&分島Vc)
12)きれいな石の恋人(谷山vo&分島Vc)
MC
13)まもるくん(谷山vo&分島vo)
14)赤い靴(谷山vo&分島vo)
15)穀物の雨が降る(谷山vo&分島vo)
MC
16)ガラスの巨人(谷山vo&分島vo)
アンコール
17)素晴らしき紅マグロの世界(谷山vo&分島Vc)
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わが敬愛する谷山浩子さんが毎年この時期に開催する、スペシャルなゲストを招くコンサート「猫森集会」。今年はBとDの2プログラムを聴きに。
9月18日のゲストは分島花音さん、チェリストでありシンガーソングライターであります。最初に知ったのはテレビアニメ「ヴァンパイヤ騎士」の主題歌。作品世界を盛り上げていましたが、CMで流れていたゴスロリドレスでチェロの弾き語りをする姿がとても美しく激しく、印象的だったのです。それから8年、生で聴く機会が巡ってくるとは。
小さいときから谷山さんの歌が好きだったという彼女、自分の歌を3曲演ったあと、谷山さんの2曲をソロで歌い、2曲チェロで伴奏、4曲デュエットというプログラムでの選曲が、ディープなファンでありアーティストならではという感じで、全体に重く暗い感じ……それが浩子×花音の新しい世界を創り上げていて最高でした。
特に「意味なしアリス」、私は谷山さんの中で数少ないエロティックさを感じる曲と思うのですが、分島さんの艶っぽい歌い方でより一層引き立っておりました。ラストの「ガラスの巨人」では、二人が交互に歌い重なるデュエットが切ない透明感を増幅させて感動でした。アンコールであえてぶち壊すのですが、それはお礼のオマケ…ここでチェロを弾きまくってくれるともっと良かったかもしれませんが、性格の良さでしょう。
谷山浩子の名前はけっこう知られていると思いますが、ヒット曲がなく本人がテレビに出ることもほとんどない。しかし様々なアーティストに大きな影響を与えてきた人であることを、今日もまた改めて認識したところです。もう1日、6日後の新居昭乃さんゲスト回も楽しみです。
【PROGRAM】
オープニング
1)ポプラ・ポプラ(谷山vo)
MC
2)かくれんぼするエコー(谷山vo)
3)時の回廊(谷山vo)
4)夢のスープ(谷山vo)
MC
5)満月ポトフー(谷山vo)
MC
6)チョコレート(分島vo)
7)ナイチンゲール(分島vo)
MC
8)黒猫とピアニストのタンゴ(分島vo)
MC
9)意味なしアリス(分島vo)
10)てんぷら☆さんらいず(分島vo)
MC
11)空からマリカが(谷山vo&分島Vc)
12)きれいな石の恋人(谷山vo&分島Vc)
MC
13)まもるくん(谷山vo&分島vo)
14)赤い靴(谷山vo&分島vo)
15)穀物の雨が降る(谷山vo&分島vo)
MC
16)ガラスの巨人(谷山vo&分島vo)
アンコール
17)素晴らしき紅マグロの世界(谷山vo&分島Vc)
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HN:
つばめろま〜な
性別:
男性
趣味:
絵・音・文・歩
自己紹介:
長年、同人誌で創作漫画を発表してきましたが、本当は小説が主な表現手段。職業はコピーライターで、趣味は楽器を鳴らすことなど。
下記に作品等アップ中です。よろしくお願いします!
■マンガ作品 COMEE
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