つばめろま〜なから、なにかを知りたい貴方へ。
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今年もやって来ました横浜ジャズプロムナードの季節。
1993年より毎年開催されてきて、20回目の記念回となりましたが、
聴きに行く私も20年皆勤となります。
ちょうど日本のジャズにのめり込み始めていた時期と重なり、
とても幸運だったと思います。
1日目・10月6日
■続木ブラザーズ&太田恵資 関内ホール 小ホール
顔そっくりのご兄弟に、太田恵資がピッタリはまるルックス…美しくはありませんが(笑)良い雰囲気です。楽器編成が面白くて相性もよく、それを活かす曲のプログラムも抜群でした。エリントン、サッチモ、中東風、ピアソラ、最後はロリンズ。それを楽しそうに演奏するアンサンブルに、ステージは最後までハッピー感であふれてました。
【メンバー】続木徹(p)、続木力(hca)、太田恵資(vln)
■JATP MODERN 板橋文夫 YOUNG LIONS 関内ホール 大ホール
板橋文夫が1日目の大ホールにも登場。いつもの息のあったメンバーとのステージはもちろん素晴らしいけれど、板橋音楽は刺激が強いだけに少しマンネリ感もあり、平均年齢30歳という若手ミュージシャンを率いてのステージは、大きな期待感を持って聴きに行きました。
結果、期待以上のものを聴かせていただけました。板橋さんにポテンシャルを引き出されたフレッシュなミュージシャンたち、自由にのびのびと自分の個性を発揮します。特にチューバのソロが素晴らしかったです。
マンネリ化を打開しなければいけないのは、ジャズプロムナード自体の課題でもあると思うので、第一回からずっと中心にいた板橋さんが、こうして後輩を育てる役目を担ってくれたのは頼もしく、来年からもお願いしたいところで。しかし、今日の演奏に明日のメンバーがそれ以上のものを聴かせてくれるのか!?戦いですね。
【メンバー】板橋文夫(p)、川嶋哲郎(ts)、立花秀輝(as)、松井宏樹(as)、平山満(ts)、
石川広行(tp)、菅原昇司(tb)、高岡大祐(tub)、瀬尾高志(b)、竹村一哲(ds)
■塚原小太郎トリオ 関内ホール 小ホール
塚原小太郎って知らなくて、特に期待してなかったステージでしたが、良い意味で裏切られました。こういう、上手くて初老だけどカッコいいトリオを聴かされると本当に嬉しくなります。スピード感あふれて退屈しない演奏。
に、くるみ割り人形からの2曲は良かった!クラシックをジャズ化して聴かせるのが得意なようですが、表面的なスタイルを変えるのではなく、しっかり原曲の良さをわかってやられるような感じにしびれてしまいました。
【メンバー】塚原小太郎(p)、古里純一(b)、守新治(ds)
■鬼武みゆき with FRIENDS 関内ホール 小ホール
これまで何度か聴いてきた鬼武さんですが、今回はメンバーが違っていて、曲もオリジナルだけでなく、スタンダードやクラシックの曲でもメンバーの持ち味に合わせたアレンジとなっていて、とても新鮮でした。
フルートの赤木さん、名前はこれまでも見かけてましたが、とても力強い演奏。私もフルートを吹くのですが迫力出すのが難しい楽器なので、感動的でした。そしてスペシャルゲストの揚琴奏者。あのスピード感、エスニック感、そしてジャズにもなる幅の広さを魅せつけてくれました。
もちろん鬼武さん、細い体から力強くも繊細に美しいピアノは、オリジナル曲でなくてもこの人だけの音楽となります。最前列のピアノ前に席を取れましたので、手の動きも全部見えたので余計に感じられたことです。
【メンバー】鬼武みゆき(p)、赤木りえ(fl)、中西俊博(vln)、金亜軍(揚琴)
■田中信正/林正樹 DUO 関内ホール 小ホール
ピアノデュオというので2台のピアノかと思ったら、1台のピアノでの連弾でした!
田中さんは以前にも聴いたことがありましたが、林さんは初めて。この二人、ルックスのタイプは違いますが人の雰囲気は似ていますね。すごく仲良さそうに体をくっつけるように1台のピアノを弾く様は、腐女子の方には妙な妄想をされそうでイヤですが、高度な音楽性で緊張感を持ってしかるべき難曲が多いのにリラックスして気持よく聴くことができました。
【メンバー】田中信正(p)、林正樹(p)
さて、2日目も聴きに行きますので、明日に続く、です。
1993年より毎年開催されてきて、20回目の記念回となりましたが、
聴きに行く私も20年皆勤となります。
ちょうど日本のジャズにのめり込み始めていた時期と重なり、
とても幸運だったと思います。
1日目・10月6日
■続木ブラザーズ&太田恵資 関内ホール 小ホール
顔そっくりのご兄弟に、太田恵資がピッタリはまるルックス…美しくはありませんが(笑)良い雰囲気です。楽器編成が面白くて相性もよく、それを活かす曲のプログラムも抜群でした。エリントン、サッチモ、中東風、ピアソラ、最後はロリンズ。それを楽しそうに演奏するアンサンブルに、ステージは最後までハッピー感であふれてました。
【メンバー】続木徹(p)、続木力(hca)、太田恵資(vln)
■JATP MODERN 板橋文夫 YOUNG LIONS 関内ホール 大ホール
板橋文夫が1日目の大ホールにも登場。いつもの息のあったメンバーとのステージはもちろん素晴らしいけれど、板橋音楽は刺激が強いだけに少しマンネリ感もあり、平均年齢30歳という若手ミュージシャンを率いてのステージは、大きな期待感を持って聴きに行きました。
結果、期待以上のものを聴かせていただけました。板橋さんにポテンシャルを引き出されたフレッシュなミュージシャンたち、自由にのびのびと自分の個性を発揮します。特にチューバのソロが素晴らしかったです。
マンネリ化を打開しなければいけないのは、ジャズプロムナード自体の課題でもあると思うので、第一回からずっと中心にいた板橋さんが、こうして後輩を育てる役目を担ってくれたのは頼もしく、来年からもお願いしたいところで。しかし、今日の演奏に明日のメンバーがそれ以上のものを聴かせてくれるのか!?戦いですね。
【メンバー】板橋文夫(p)、川嶋哲郎(ts)、立花秀輝(as)、松井宏樹(as)、平山満(ts)、
石川広行(tp)、菅原昇司(tb)、高岡大祐(tub)、瀬尾高志(b)、竹村一哲(ds)
■塚原小太郎トリオ 関内ホール 小ホール
塚原小太郎って知らなくて、特に期待してなかったステージでしたが、良い意味で裏切られました。こういう、上手くて初老だけどカッコいいトリオを聴かされると本当に嬉しくなります。スピード感あふれて退屈しない演奏。
に、くるみ割り人形からの2曲は良かった!クラシックをジャズ化して聴かせるのが得意なようですが、表面的なスタイルを変えるのではなく、しっかり原曲の良さをわかってやられるような感じにしびれてしまいました。
【メンバー】塚原小太郎(p)、古里純一(b)、守新治(ds)
■鬼武みゆき with FRIENDS 関内ホール 小ホール
これまで何度か聴いてきた鬼武さんですが、今回はメンバーが違っていて、曲もオリジナルだけでなく、スタンダードやクラシックの曲でもメンバーの持ち味に合わせたアレンジとなっていて、とても新鮮でした。
フルートの赤木さん、名前はこれまでも見かけてましたが、とても力強い演奏。私もフルートを吹くのですが迫力出すのが難しい楽器なので、感動的でした。そしてスペシャルゲストの揚琴奏者。あのスピード感、エスニック感、そしてジャズにもなる幅の広さを魅せつけてくれました。
もちろん鬼武さん、細い体から力強くも繊細に美しいピアノは、オリジナル曲でなくてもこの人だけの音楽となります。最前列のピアノ前に席を取れましたので、手の動きも全部見えたので余計に感じられたことです。
【メンバー】鬼武みゆき(p)、赤木りえ(fl)、中西俊博(vln)、金亜軍(揚琴)
■田中信正/林正樹 DUO 関内ホール 小ホール
ピアノデュオというので2台のピアノかと思ったら、1台のピアノでの連弾でした!
田中さんは以前にも聴いたことがありましたが、林さんは初めて。この二人、ルックスのタイプは違いますが人の雰囲気は似ていますね。すごく仲良さそうに体をくっつけるように1台のピアノを弾く様は、腐女子の方には妙な妄想をされそうでイヤですが、高度な音楽性で緊張感を持ってしかるべき難曲が多いのにリラックスして気持よく聴くことができました。
【メンバー】田中信正(p)、林正樹(p)
さて、2日目も聴きに行きますので、明日に続く、です。
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15年目となる鎌倉近在アマチュアミュージシャンによるジャズ祭、私が最初に聴いたのは第5回、その後3回くらい行ったと思いますが、11回目以来と久しぶりとなりました。5の倍数の記念回は、会場が鎌倉芸術館の小ホールから大ホールに格上げされます。
地元イベントですので、出場バンドもほぼ固定化されているのが、良い面もあり悪くもありというところで、良いのはバンドの年ごとの成長を見て愛着を持てるところ、悪いのはもちろんマンネリ化です。
ただ、ジャズというジャンルだけに元々の演奏者の年齢層が高いため(観客も然りですが)、このままいつまでも続くことはないでしょう。若い出演者がほしいところです。このことは横濱ジャズプロムナードと同様の課題ですが、全国というより世界中からミュージシャンを集められる横濱と違って、鎌倉周辺という小さなエリア内で解決するのは難しそうな気もします。
私が鎌倉の至宝と思っている小学生ジャズバンド、植木リトルエコーアンサンブル出身者が大きくなって、いろんな方向でのバンド組んで出てくる、なんていうポジティブ・スパイラルができてくると未来が楽しみだと思います。
●山武ブルーノーツ
女性ドラマーに女性サックスが見た目にも演奏にもしっとりとした花を添えていると思ったのは、どうもジャズの世界ではボーカル以外での女性率が低いからでしょうか。ビッグバンドも嫌いではないけれどあまり面白みを感じないので、考えず気持ち良く聴くことにしています。
しかし、途中でゲストのヴォーカル「Machiko」とベース「Taka」デュオ「Voice Me Bass T」が参加してから世界観が一変。いろんなジャンルの音楽をされているようで、これがベタなジャズのビッグバンドと絡むとすごい新しいものが創造された感じでした。
株式会社山武の企業バンドだということで(藤沢にテクノセンターがあるらしいですね)、社名がazbilに変わるに伴いベンド名も変わるとか、このあたりがアマチュアらしくて良いです。
●葉山 美紗&Mighty Sound
ヴォーカル以外のメンバーはすでにプロ活動をされているらしく、とても安定していて大人らしい粋な演奏。ここに葉山さんと実行委員長の森田さんがボーカルに入ると、いきなりアマっぽさ全開に! 失礼な書き方になってしまいますが、そのあたりのレベルの違いは仕方ないことで、しかし、アマチュアの良さは楽しく音楽に取り組むことで、それがすごく伝わってくるから聴いていても悪い気はしません。
それこそがこの地域イベントならではの意義で、葉山さんもそのあたりをよくわかって出演されていらっしゃる気がします。
●横浜ベイブリーズ・オーケストラ
最初の山武でジャズの女性率の低さと書きましたが、このビッグバンドには女性が5人もいました! そして初っ端から、女性2人でのサックスバトル、なかなかの聴き応えです。ウッドベースが外国人だったりと、全体的に横浜らしい洗練されたサウンドのモダンジャズでした。
●ONE&ALL
ボーカル3人+ギターという編成で、素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
3人のハーモニーになると、ところどころで綻びが気になったりもするのですが、それぞれがギターとのデュオで1曲ずつ歌った時など、メッセージ性の強さとアレンジの面白さがあり、3人になればまた、掛け合わせの妙が発揮されて、音楽の感性を刺激してきます。というか、ジャズ鎌でこんなに感動させられたのははじめてでした。選曲も実によかったです。
でもアカペラだったら辛いかもしれない。ピアノ伴奏でもちょっとかも…なのですが、この芸達者なギターが見事に全員の世界を調和させていました。ギターのサカマケンさん、オルガンのKANKAWAさんと一緒に演ったりしているのか、聴いてみたいな。
●植木リトゥル・エコー・アンサンブル
前段でも書きましたが、小学生のビッグバンドです。私の家の近くにある植木小学校と近所の小学校の、たしか3年生から参加できて、4年生から管楽器やドラム、ベースなどの楽器をやるのです。それが5年生、6年生にもなるとソロパートもしっかりこなせるほどに上達するのですから、指導者の手腕には恐れ入ります。
見ていて、子供らしいあどけなさと大人顔負けのプレイのギャップだけでもワクワクしますが、みんなで真剣に楽しく音楽しているのが伝わってくるから感動してしまいます。
小学校を卒業してからも、後輩の指導に関わったりする子もいるようですが、ほとんどは一旦ジャズとは切れるのでしょう(中学にブラバンや軽音部とかはあっても、ジャズ部ってあまりないですよね)、そこからいろんな道に分かれて行っても、ずっとジャズの心を忘れずに、また戻ってきて欲しいと思ってしまします。
●大石 学(特別ゲスト)
15回記念のスペシャルゲストとして、今日の大石さんと明日の阿川泰子さん、2人のプロミュージシャンが出演。
大石さんは初めて聴きましたが、静かで透明感のあるピアノを弾かれます。美しく心が洗われます。ソロで3曲、ジャズ鎌出演者2人とのデュオを2曲、そしてソロを2曲聴かせてもらいましたが、トリオかカルテットでの即興掛け合いをぜひ聴いてみたいと思いました。きっと魅力が増すと思いますから、とりあえずCDを手に入れましょう。今日は出会えてよかったです。
◯ボギーペース・オーケストラ
時間の関係で、こちらが始まる前に退出させていただきました。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
プロとアマチュアの音楽性の違いというのは確かにあるのですが、でも存在感という点ではそれほどの差があるとも思えない。それは音楽への、ジャズへの想いのほどが出ているかどうかなのでしょう。
時にはプロだからこそ演奏することが常態化していて、熱さが感じられないようなこともあったりします。アマだからこそ、こんなに大きな会場で演奏できる機会に熱くならないわけがない。それこそがこのイベントの、いやジャズフェスや音楽祭の魅力だと言えるでしょう。
1,500人の客席がかなり埋まるほどでしたし、できれば来年からも大ホールでお願いしたいものです。聴きたいけど小ホールだと座れないかもしれないし…と思って行かなかったりするので。
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地元イベントですので、出場バンドもほぼ固定化されているのが、良い面もあり悪くもありというところで、良いのはバンドの年ごとの成長を見て愛着を持てるところ、悪いのはもちろんマンネリ化です。
ただ、ジャズというジャンルだけに元々の演奏者の年齢層が高いため(観客も然りですが)、このままいつまでも続くことはないでしょう。若い出演者がほしいところです。このことは横濱ジャズプロムナードと同様の課題ですが、全国というより世界中からミュージシャンを集められる横濱と違って、鎌倉周辺という小さなエリア内で解決するのは難しそうな気もします。
私が鎌倉の至宝と思っている小学生ジャズバンド、植木リトルエコーアンサンブル出身者が大きくなって、いろんな方向でのバンド組んで出てくる、なんていうポジティブ・スパイラルができてくると未来が楽しみだと思います。
●山武ブルーノーツ
女性ドラマーに女性サックスが見た目にも演奏にもしっとりとした花を添えていると思ったのは、どうもジャズの世界ではボーカル以外での女性率が低いからでしょうか。ビッグバンドも嫌いではないけれどあまり面白みを感じないので、考えず気持ち良く聴くことにしています。
しかし、途中でゲストのヴォーカル「Machiko」とベース「Taka」デュオ「Voice Me Bass T」が参加してから世界観が一変。いろんなジャンルの音楽をされているようで、これがベタなジャズのビッグバンドと絡むとすごい新しいものが創造された感じでした。
株式会社山武の企業バンドだということで(藤沢にテクノセンターがあるらしいですね)、社名がazbilに変わるに伴いベンド名も変わるとか、このあたりがアマチュアらしくて良いです。
●葉山 美紗&Mighty Sound
ヴォーカル以外のメンバーはすでにプロ活動をされているらしく、とても安定していて大人らしい粋な演奏。ここに葉山さんと実行委員長の森田さんがボーカルに入ると、いきなりアマっぽさ全開に! 失礼な書き方になってしまいますが、そのあたりのレベルの違いは仕方ないことで、しかし、アマチュアの良さは楽しく音楽に取り組むことで、それがすごく伝わってくるから聴いていても悪い気はしません。
それこそがこの地域イベントならではの意義で、葉山さんもそのあたりをよくわかって出演されていらっしゃる気がします。
●横浜ベイブリーズ・オーケストラ
最初の山武でジャズの女性率の低さと書きましたが、このビッグバンドには女性が5人もいました! そして初っ端から、女性2人でのサックスバトル、なかなかの聴き応えです。ウッドベースが外国人だったりと、全体的に横浜らしい洗練されたサウンドのモダンジャズでした。
●ONE&ALL
ボーカル3人+ギターという編成で、素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
3人のハーモニーになると、ところどころで綻びが気になったりもするのですが、それぞれがギターとのデュオで1曲ずつ歌った時など、メッセージ性の強さとアレンジの面白さがあり、3人になればまた、掛け合わせの妙が発揮されて、音楽の感性を刺激してきます。というか、ジャズ鎌でこんなに感動させられたのははじめてでした。選曲も実によかったです。
でもアカペラだったら辛いかもしれない。ピアノ伴奏でもちょっとかも…なのですが、この芸達者なギターが見事に全員の世界を調和させていました。ギターのサカマケンさん、オルガンのKANKAWAさんと一緒に演ったりしているのか、聴いてみたいな。
●植木リトゥル・エコー・アンサンブル
前段でも書きましたが、小学生のビッグバンドです。私の家の近くにある植木小学校と近所の小学校の、たしか3年生から参加できて、4年生から管楽器やドラム、ベースなどの楽器をやるのです。それが5年生、6年生にもなるとソロパートもしっかりこなせるほどに上達するのですから、指導者の手腕には恐れ入ります。
見ていて、子供らしいあどけなさと大人顔負けのプレイのギャップだけでもワクワクしますが、みんなで真剣に楽しく音楽しているのが伝わってくるから感動してしまいます。
小学校を卒業してからも、後輩の指導に関わったりする子もいるようですが、ほとんどは一旦ジャズとは切れるのでしょう(中学にブラバンや軽音部とかはあっても、ジャズ部ってあまりないですよね)、そこからいろんな道に分かれて行っても、ずっとジャズの心を忘れずに、また戻ってきて欲しいと思ってしまします。
●大石 学(特別ゲスト)
15回記念のスペシャルゲストとして、今日の大石さんと明日の阿川泰子さん、2人のプロミュージシャンが出演。
大石さんは初めて聴きましたが、静かで透明感のあるピアノを弾かれます。美しく心が洗われます。ソロで3曲、ジャズ鎌出演者2人とのデュオを2曲、そしてソロを2曲聴かせてもらいましたが、トリオかカルテットでの即興掛け合いをぜひ聴いてみたいと思いました。きっと魅力が増すと思いますから、とりあえずCDを手に入れましょう。今日は出会えてよかったです。
◯ボギーペース・オーケストラ
時間の関係で、こちらが始まる前に退出させていただきました。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
プロとアマチュアの音楽性の違いというのは確かにあるのですが、でも存在感という点ではそれほどの差があるとも思えない。それは音楽への、ジャズへの想いのほどが出ているかどうかなのでしょう。
時にはプロだからこそ演奏することが常態化していて、熱さが感じられないようなこともあったりします。アマだからこそ、こんなに大きな会場で演奏できる機会に熱くならないわけがない。それこそがこのイベントの、いやジャズフェスや音楽祭の魅力だと言えるでしょう。
1,500人の客席がかなり埋まるほどでしたし、できれば来年からも大ホールでお願いしたいものです。聴きたいけど小ホールだと座れないかもしれないし…と思って行かなかったりするので。
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いまさらですが、ポータブルCDプレイヤーを買いました。iPodなどのデータ式でなく、CDをそのまま聴けるものが欲しかったのです。
昔のカセットテープからMDと、ポータブルオーディオは5台くらい使ってきましたが、MP3プレイヤーが普及してきた頃から外で聴こうという志向が減ったからです。
その前から、聴くよりも録音用途の方が多くなっていて、いまもボイスレコーダーは持っています。それに音楽データを入れれば聴けるのですが、音楽をインターネット上からデータで買うということにどうも違和感があり、CDなどからわざわざデータを作るのもめんどうなので、小型なのは魅力ですがプレイヤーとしては使っていません。
CDも昔に比べるとずいぶん買わなくなりましたが、ショップでなくネット通販やライヴ会場でほしいCDを見つけることも多く、しかし買ったはいいけれど今度はゆっくり聴く時間がなく。
そこでポータブルCDという選択になったわけです。
さて買おうという時に、選択肢が少ないことに驚きました。昔はあんなにいろいろなメーカーから発売されていたのに、今やメジャーメーカーはソニーだけ。私が買ったのはホームセンターで売っていた知らないメーカーの安物です。でも比較してみることもないので、十分かなと満足しています。
ほとんどが片道45分ほどの通勤電車の中で、読む本のない時に、周囲に気遣って小さな音で聴いています。でも、買ったまま積んであったもの、わずか数回しか聴いていなかったもの、昔よく聴いたものなど、どれも自分がほしくて手に入れたCDですから、悪いわけがありません。
残業を終えた深夜の帰宅時、電車を降りてから家まで15分ほどの暗い夜道を歩く時だけ、フルボリュームにします。その心地よさはポータブルならではのぜいたくと言えましょう。
昔は、旅のお供にもよく持って行っていました。はじめて海外一人旅に行った時、夜中ホテルの部屋でポータブルカセットプレイヤーに入れた谷山浩子のテープを聴いたことを思い出します。旅先での心細さをそっと癒してくれる日本語の歌声。これもポータブルならではでした。
そうした使い方を考えれば、軽量小型で多くの曲を保存しておけるiPodなども良いのでしょうが…。データでなく、自分が所有している“モノ”であるというところも、なにか愛着があるというか、聴くことができて良かったという感慨をも持ちながら楽しめるような、古い感覚かもしれませんが、“モノ”としての存在が、ミュージシャンの存在へもつながっているように思えてしまうのです。
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昔のカセットテープからMDと、ポータブルオーディオは5台くらい使ってきましたが、MP3プレイヤーが普及してきた頃から外で聴こうという志向が減ったからです。
その前から、聴くよりも録音用途の方が多くなっていて、いまもボイスレコーダーは持っています。それに音楽データを入れれば聴けるのですが、音楽をインターネット上からデータで買うということにどうも違和感があり、CDなどからわざわざデータを作るのもめんどうなので、小型なのは魅力ですがプレイヤーとしては使っていません。
CDも昔に比べるとずいぶん買わなくなりましたが、ショップでなくネット通販やライヴ会場でほしいCDを見つけることも多く、しかし買ったはいいけれど今度はゆっくり聴く時間がなく。
そこでポータブルCDという選択になったわけです。
さて買おうという時に、選択肢が少ないことに驚きました。昔はあんなにいろいろなメーカーから発売されていたのに、今やメジャーメーカーはソニーだけ。私が買ったのはホームセンターで売っていた知らないメーカーの安物です。でも比較してみることもないので、十分かなと満足しています。
ほとんどが片道45分ほどの通勤電車の中で、読む本のない時に、周囲に気遣って小さな音で聴いています。でも、買ったまま積んであったもの、わずか数回しか聴いていなかったもの、昔よく聴いたものなど、どれも自分がほしくて手に入れたCDですから、悪いわけがありません。
残業を終えた深夜の帰宅時、電車を降りてから家まで15分ほどの暗い夜道を歩く時だけ、フルボリュームにします。その心地よさはポータブルならではのぜいたくと言えましょう。
昔は、旅のお供にもよく持って行っていました。はじめて海外一人旅に行った時、夜中ホテルの部屋でポータブルカセットプレイヤーに入れた谷山浩子のテープを聴いたことを思い出します。旅先での心細さをそっと癒してくれる日本語の歌声。これもポータブルならではでした。
そうした使い方を考えれば、軽量小型で多くの曲を保存しておけるiPodなども良いのでしょうが…。データでなく、自分が所有している“モノ”であるというところも、なにか愛着があるというか、聴くことができて良かったという感慨をも持ちながら楽しめるような、古い感覚かもしれませんが、“モノ”としての存在が、ミュージシャンの存在へもつながっているように思えてしまうのです。
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谷山浩子ソロコンサート、江東区文化センターにて。
12月18日、2011年に聴く最後のコンサートとなります。
今年の谷山浩子は、3月のジョイントコンサート(相曽晴日、岩尾潤子、伊藤サチコとの「のほほん☆若草ひなまつり」)に続いて2回となりました。昔は年に4回とか聴いていたこともありましたが、近年にしては多い方。しかし、途中に大震災などもあったためか、今年のこととは思えなくなっていますが・・。
何十回もライヴで聴いてきた浩子さんですが、ソロでのピアノ弾き語りははじめてです。シンセやアコースティック楽器、コーラスなどによる音の演出がない、生々しいまでにアーティスト自身の姿がさらけ出されるステージで、しかしいつも通りの気さくさを見せてくれるのは、来年デビュー40周年を迎えるという経験からでしょうか。
この日の浩子さんは、あまり調子がよろしくなく、最初の曲を含め3曲ほど途中で声が出なくなったところもあり、ちょっと聴く方も不安を感じながらでしたが、一時的に痰がからんだということでしたので、ほかの曲は澄んだ歌声を聴かせてくれました。
途中、会場のある江東区内の演劇サークルと絵画サークルとコラボしての朗読劇&スライド上映という企画もあり、普段とは違うおもしろさも。マルチタレント谷山浩子の、プロデューサーの才が発揮された感じです。
とにかく今年は大震災や原発問題もあり、私自身も仕事に忙殺された時期もあり(今もですが)、心身ともに疲弊していますが、そんなことをすべて忘れさせてくれる一時を過ごさせてもらうことができました。
それは比類なき谷山浩子のやさしく包み込むような歌声であり、独自の世界観を表した詞と曲であり、ラジオで磨かれたトークが生み出すもの。この人を中心とした空間をともに共有できることの歓び、幸せなのです。
ジャズなど他のジャンルでも、大好きでリスペクトするミュージシャンは何人もいますが、やはり私にとって谷山浩子は、ただのミュージシャンではない特別な人であり、かけがえのない存在なのだと再認識したのでした。
ちなみに、はじめて行きました江東区文化センターは、けっこう古いホールみたいですが中規模の、赤い座席がなかなかに座りやすいホールでした。生のピアノと歌だけで、スピーカーからガンガン音を出すというものではないので、クラシックのリサイタルのような雰囲気で良かったです。
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12月18日、2011年に聴く最後のコンサートとなります。
今年の谷山浩子は、3月のジョイントコンサート(相曽晴日、岩尾潤子、伊藤サチコとの「のほほん☆若草ひなまつり」)に続いて2回となりました。昔は年に4回とか聴いていたこともありましたが、近年にしては多い方。しかし、途中に大震災などもあったためか、今年のこととは思えなくなっていますが・・。
何十回もライヴで聴いてきた浩子さんですが、ソロでのピアノ弾き語りははじめてです。シンセやアコースティック楽器、コーラスなどによる音の演出がない、生々しいまでにアーティスト自身の姿がさらけ出されるステージで、しかしいつも通りの気さくさを見せてくれるのは、来年デビュー40周年を迎えるという経験からでしょうか。
この日の浩子さんは、あまり調子がよろしくなく、最初の曲を含め3曲ほど途中で声が出なくなったところもあり、ちょっと聴く方も不安を感じながらでしたが、一時的に痰がからんだということでしたので、ほかの曲は澄んだ歌声を聴かせてくれました。
途中、会場のある江東区内の演劇サークルと絵画サークルとコラボしての朗読劇&スライド上映という企画もあり、普段とは違うおもしろさも。マルチタレント谷山浩子の、プロデューサーの才が発揮された感じです。
とにかく今年は大震災や原発問題もあり、私自身も仕事に忙殺された時期もあり(今もですが)、心身ともに疲弊していますが、そんなことをすべて忘れさせてくれる一時を過ごさせてもらうことができました。
それは比類なき谷山浩子のやさしく包み込むような歌声であり、独自の世界観を表した詞と曲であり、ラジオで磨かれたトークが生み出すもの。この人を中心とした空間をともに共有できることの歓び、幸せなのです。
ジャズなど他のジャンルでも、大好きでリスペクトするミュージシャンは何人もいますが、やはり私にとって谷山浩子は、ただのミュージシャンではない特別な人であり、かけがえのない存在なのだと再認識したのでした。
ちなみに、はじめて行きました江東区文化センターは、けっこう古いホールみたいですが中規模の、赤い座席がなかなかに座りやすいホールでした。生のピアノと歌だけで、スピーカーからガンガン音を出すというものではないので、クラシックのリサイタルのような雰囲気で良かったです。
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アルゼンチン出身のサックス奏者、ガトー・バルビエリのレコード「第三世界」(1969録音)を買って聴いたのは、高校生の時だったでしょうか。私にとってジャズへの入り口になった、大切なアルバムでした。ストイックで、静けさと情熱が共存していて、フリージャズってこんなに自由で楽しいものなのだと心震え、出会いに喜んだのです。
いま10数年ぶりに聴き直してみると、完全なフリーではなく、ある程度の枠組みの中でそれぞれのメンバーが熱く即興を闘わせる感じ、私が一番好きなスタイルでした。
次に買ったのは2枚組のライヴアルバム「亜爾然丁(アルゼンチン)万歳 !」(1981録音)で、もうフリーではなく、ラテン色の強いスピーディーでパワフルで体中が熱くなる、エキサイティングな演奏でした。これも私が最も大切にしているレコードの一つです。
ガトーが来日したら聴きに行きたいとずっと思っていましたが、もう随分前、来日した際に演奏した場所が東京ブルーノートで、当時の私には金銭的にも雰囲気的にも敷居が高く、聴くこと叶わなかったのでした。どんな演奏をしたのでしょう。
サックスの音、こぶしの効いた吹き方などは、日本でいうと梅津和時のイメージに近いかなと思います。
調べてみると、映画「ラストタンゴ・イン・パリ」の音楽で世界的な名声を得たのですね。この曲は知っているし、映画もタイトルは知っていますが、結びついていませんでした。YOU TUBEで動画が見られますが、尋常ではない哀愁の音色です。
ガトーのレコードを買ったのは、当時ラテンとか民族音楽とかに興味が 大きかったため、アルゼンチン出身のジャズ奏者ということで興味を持ったからでした。同じようにして、南アフリカのジャズピアニスト&サックス奏者、ダラー・ブランドのレコード「アフリカの涙と笑い」(私訳題、1979録音)にも出会いました。もう1枚、モントルージャズフェスでのライヴ盤(1980録音)も買いました。
ジャズというと、アメリカに連れて来られた黒人たちが祖国であるアフリカの音楽をルーツに作り上げたものであるから、黒人以外のジャズは偽物だ的な人がいますが、ならばアフリカ黒人のジャズはアメリカ黒人のジャズよりも根源的である、本物であると言っても過言ではない?
そんな論議は不毛と思う私ですが、ダラーのジャズはたしかに、アメリカの黒人ジャズには観られないほど、とても長閑で土俗的で、哀切もあって心に滲みるものでした。今ちょっと調べてみると、後にアブダラー・イブラヒムという名で活動するようになって、昨年には来日していたということ…やはりブルーノートでしたが、気づいていれば行きたかった…です。
2人のレコードをはじめて聴いた当時は、本家アメリカのジャズもいろいろと聴いてみましたが、なんでしょう、アメリカのジャズは酒場の音楽という感じが強く(資本主義的な退廃の匂いとか)、音楽性の高さは面白いと思うものの心からのめり込むことはなかった気がします。
ガトーもダラーも、ともに母国でアメリカのジャズに出会いながらも、まずはヨーロッパに渡って知られるようになったということが共通のようで、アメリカのジャズの潮流とは違う自由さのある欧州ジャズの文化の中で、自分のルーツも含めた個性を伸ばしすことができたのかもしれませんね。
そんなわけで私にとってのジャズとは、アメリカの音楽…サッチモでもエリントンでもマイルスでもなく、世界中で演奏されている自由な音楽、という認識からはじまったのでした。それを邪道というなら言うが良い!私にとっては後に日本のジャズと出会うに至る正道であったのだから…。
ジャズに限らず、南米やアフリカ、東南アジアなど第三世界の音楽は、グローバル化が進んだ今でも、いや今だからこそさらに、根源的なエネルギーに満ちていて面白いと思います。
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いま10数年ぶりに聴き直してみると、完全なフリーではなく、ある程度の枠組みの中でそれぞれのメンバーが熱く即興を闘わせる感じ、私が一番好きなスタイルでした。
次に買ったのは2枚組のライヴアルバム「亜爾然丁(アルゼンチン)万歳 !」(1981録音)で、もうフリーではなく、ラテン色の強いスピーディーでパワフルで体中が熱くなる、エキサイティングな演奏でした。これも私が最も大切にしているレコードの一つです。
ガトーが来日したら聴きに行きたいとずっと思っていましたが、もう随分前、来日した際に演奏した場所が東京ブルーノートで、当時の私には金銭的にも雰囲気的にも敷居が高く、聴くこと叶わなかったのでした。どんな演奏をしたのでしょう。
サックスの音、こぶしの効いた吹き方などは、日本でいうと梅津和時のイメージに近いかなと思います。
調べてみると、映画「ラストタンゴ・イン・パリ」の音楽で世界的な名声を得たのですね。この曲は知っているし、映画もタイトルは知っていますが、結びついていませんでした。YOU TUBEで動画が見られますが、尋常ではない哀愁の音色です。
ガトーのレコードを買ったのは、当時ラテンとか民族音楽とかに興味が 大きかったため、アルゼンチン出身のジャズ奏者ということで興味を持ったからでした。同じようにして、南アフリカのジャズピアニスト&サックス奏者、ダラー・ブランドのレコード「アフリカの涙と笑い」(私訳題、1979録音)にも出会いました。もう1枚、モントルージャズフェスでのライヴ盤(1980録音)も買いました。
ジャズというと、アメリカに連れて来られた黒人たちが祖国であるアフリカの音楽をルーツに作り上げたものであるから、黒人以外のジャズは偽物だ的な人がいますが、ならばアフリカ黒人のジャズはアメリカ黒人のジャズよりも根源的である、本物であると言っても過言ではない?
そんな論議は不毛と思う私ですが、ダラーのジャズはたしかに、アメリカの黒人ジャズには観られないほど、とても長閑で土俗的で、哀切もあって心に滲みるものでした。今ちょっと調べてみると、後にアブダラー・イブラヒムという名で活動するようになって、昨年には来日していたということ…やはりブルーノートでしたが、気づいていれば行きたかった…です。
2人のレコードをはじめて聴いた当時は、本家アメリカのジャズもいろいろと聴いてみましたが、なんでしょう、アメリカのジャズは酒場の音楽という感じが強く(資本主義的な退廃の匂いとか)、音楽性の高さは面白いと思うものの心からのめり込むことはなかった気がします。
ガトーもダラーも、ともに母国でアメリカのジャズに出会いながらも、まずはヨーロッパに渡って知られるようになったということが共通のようで、アメリカのジャズの潮流とは違う自由さのある欧州ジャズの文化の中で、自分のルーツも含めた個性を伸ばしすことができたのかもしれませんね。
そんなわけで私にとってのジャズとは、アメリカの音楽…サッチモでもエリントンでもマイルスでもなく、世界中で演奏されている自由な音楽、という認識からはじまったのでした。それを邪道というなら言うが良い!私にとっては後に日本のジャズと出会うに至る正道であったのだから…。
ジャズに限らず、南米やアフリカ、東南アジアなど第三世界の音楽は、グローバル化が進んだ今でも、いや今だからこそさらに、根源的なエネルギーに満ちていて面白いと思います。
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